アマンダ・サイフリッドが『ジェニファーズ・ボディ』の続編を製作中と告白!「ミーガン・フォックスなしではやりません」

アマンダ・サイフリッドが『ジェニファーズ・ボディ』の続編を製作中と告白!「ミーガン・フォックスなしではやりません」

「トランスフォーマー」シリーズでブレイクを果たしたミーガン・フォックスが主演を務めたゴア系青春ホラー映画『ジェニファーズ・ボディ』(09)。先日、同作に出演したアマンダ・サイフリッドが「Variety」の対談企画に登場し、かねてより噂のあった同作の続編プロジェクトが、正式に進められていることを明らかにした。

【写真を見る】悪魔の儀式のいけにえになった美女が、男たちを次々と襲う!続編は「露骨で血みどろで怖い作品に」
【写真を見る】悪魔の儀式のいけにえになった美女が、男たちを次々と襲う!続編は「露骨で血みどろで怖い作品に」[c]Everett Collection/AFLO

『JUNO/ジュノ』(08)でアカデミー賞にノミネートされたディアブロ・コーディが脚本を務めた同作の舞台は、ミネソタ州の田舎町。地元の高校に通う美女ジェニファー(フォックス)は、売れないロックバンドのメンバーに連れ去られ、彼らが悪魔と契約するためのいけにえにされてしまう。悪魔に取り憑かれてよみがえったジェニファーは、次々と学校中の男たちを毒牙にかけ美貌を獲得していく。そんな彼女を止めるため、親友のニーディ(サイフリッド)は戦いに挑むことになる。

公開時にはフォックスのセックスアピールを前面に押しだして宣伝が行われるも、1600万ドルの制作費に対して全世界興収3150万ドルという成績に終わり、フォックス自身もラジー賞最低主演女優賞にノミネート。批評家からの評価も伸び悩み“失敗作”のレッテルが貼られたものの、公開から10年以上経って、劇中に込められたフェミニズム要素などに注目が集まり再評価され、いまではカルト的人気を集める一本に進化を遂げた。

ジェニファーの親友ニーディを演じたアマンダ・セイフライド
ジェニファーの親友ニーディを演じたアマンダ・セイフライド[c]Everett Collection/AFLO

公開15周年を迎えた昨年、「Indiewire」のインタビューでコーディは「まだ『ジェニファーズ・ボディ』は終わっていない」と続編への強い意欲を表明。「まちがいなく私がいままで書いたなかで最もストレートなホラー。露骨で血みどろで、怖い作品になっている」と、すでに脚本作業に取り組んでいると明かしつつ、「豊富な資金と、この作品を信じてくれる人が必要です」と、まだ製作への本格的なゴーサインが出ていないこと告白していた。

そして今回サイフリッドは、同作でロックバンドのメンバーのニコライ役を演じたアダム・ブロディと対談。互いのキャリアについて振り返る会話のなかで「『ジェニファーズ・ボディ』の続編が製作中ですが、出演しますか?」と問いかけ、ブロディは「話は聞いているけれど、僕の役は前作で死んでしまっているから」と回答。それに対してサイフリッドは「ミーガンの役もそう。でも彼女なしで続編はやりません」と、フォックスが続投する可能性を示唆している。

『Subservience』でアンドロイド役を好演し、ホラーへの適性を改めて示したミーガン・フォックス
『Subservience』でアンドロイド役を好演し、ホラーへの適性を改めて示したミーガン・フォックス[c]Everett Collection/AFLO

昨年、世界各国で配信が大成功を収めたSFスリラー映画『Subservience』で人型アンドロイドを演じ、ホラー映画への適性の高さを改めて示したフォックス。2021年に「Washington Post」のインタビューで、「『ジェニファーズ・ボディ』は芸術作品ですが、公開当時は誰もそう言いませんでした。でもこの映画の続編を作ることは決して難しいことではないと思います」と思い入れの強さをあらわにしつつ、続編にはテレビシリーズ化がふさわしいとも語っていた。

現時点で『ジェニファーズ・ボディ』の続編がどのようなかたちで実現するのか、ストーリーやキャスト情報、公開時期などは不明。しかし対談のなかでサイフリッドは、カリン・クサマ監督とプロデューサーのメイソン・ノヴァクの続投をにおわせ、「タイトルは『Needy’s Body』がいい」と自身の演じた役柄が前作以上に大きな役割を果たすことに期待を寄せ、ブロディにも悪魔役での出演をオファーしている。正式な続報を楽しみに待とう!


文/久保田 和馬

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