塚本晋也、中村蒼、瀧内公美ら実力派が集結!物語の輪郭が徐々に明瞭となる『宝島』新キャスト10名を発表

塚本晋也、中村蒼、瀧内公美ら実力派が集結!物語の輪郭が徐々に明瞭となる『宝島』新キャスト10名を発表

真藤順丈による同名小説を大友啓史監督が実写映画化する『宝島』(9月19日公開)。このたび、本作の新キャスト10名が一挙解禁となった。

監督を務めるのは「るろうに剣心」シリーズ、「龍馬伝」の大友。主演に妻夫木聡を迎え、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本映画界を牽引する豪華俳優陣が集結する。アメリカ統治下の沖縄を舞台に、混沌とした時代を駆け抜け、自由を求め続けた若者たちの姿が圧倒的熱量と壮大なスケールで描かれる。

全てをアメリカに支配されていた戦後の沖縄。米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”となり、自由に生きることを模索していた若者たちがいた。主人公グスク(妻夫木)、幼なじみのヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、そして、みんなの英雄的存在であるリーダーのオン(永山)。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る彼らだったが、ある襲撃の夜にオンは忽然と姿を消してしまう。

『宝島』の新キャスト10名が一挙解禁
『宝島』の新キャスト10名が一挙解禁[c]真藤順丈/講談社 [c]2025「宝島」製作委員会

このたび、物語の輪郭が徐々に明瞭となる追加キャストの面々が明らかとなり、劇中のキャラクター画像も解禁となった。今回出演が発表されたのは、塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバーら10名の実力派俳優陣。

失踪したオンを探すため、刑事となったグスクの相棒、徳尚役には、『鉄男』(89)をはじめ映画監督としても世界的に評価されている塚本。グスクやヤマコたちの良き理解者である徳尚として物語を支える塚本は、本作の出演に対して「徳尚という役を通し、沖縄のこと、日本のこと、たくさんのことをあらためて見つめる大事な機会になりました」とコメントしている。

米軍の高官アーヴィンの通訳、小松役には「Pachinko シーズン2」で自身初となる海外作品への参加も果たした中村。日米の間に立ち、グスクと対峙する小松を熱演する中村は、「戦後の沖縄という最も過酷な現実に置かれ、歴史に声を奪われた登場人物の怒り、友情、絶望、希望が描かれており、そんな今作にとても心打たれました。画面からすごいエネルギーがひしひしと伝わってきました」と熱い想いを込める。

ヤマコが慕うAサインバーの女給、チバナ役には『由宇子の天秤』(21)での輝かしい受賞歴をはじめ圧倒的存在で出演作が後を絶たない瀧内。混沌の時代を逞しく生き抜く役どころを熱演する瀧内は、「沖縄で過ごした時間は私の心にいまも生き続けています。物語でもあり、フィクションであるにも関わらず、沖縄史にどうしても気持ちが向き、ここに生きている“人間たちが”、“魂が”あったんだ、と叫ばざるを得ませんでした」と熱い心境を語る。

さらに、物語のカギを握る謎に包まれた孤児ウタ役には、カナダ出身で「メンズノンノ」モデルオーディション史上最年少グランプリを受賞した栄莉弥。本作で本格的俳優デビューを果たし、沖縄に生きる若者の代弁者として魂を震わせる演技を見せる。

このほか、兄オンを見つけだすためにヤクザの道を選んだレイの刑務所仲間である民族運動家タイラ役に尚玄。ヤクザになったレイに特飲街の仕切りを任せるコザ派の親分、喜舎場役にピエール瀧。ある事件の内容を探るためグスクに近づくCIA要員、ダニー岸役に木幡。密貿易団クブラのリーダーで、オンが消えた日、一緒に基地に忍び込んだ戦果アギヤーの謝花ジョー役に奥野。喜舎場や謝花ジョーとつながり、オンの行方にも関わっている鼻の曲がった男、辺土名役にお笑いコンビ「とろサーモン」の村田。グスクの刑事としての才能を買い、チームを組んで何件もの事件を解決する米軍の高官、アーヴィン・マーシャル役に、アメリカ出身で元プロ格闘家のドーバーがキャスティングされている。

CIAや軍の高官、民族運動家や危険な組織のメンバーなど、アメリカ統治下時代の沖縄を象徴する魅力的なキャラクターたちが顔を揃えた。時代の大きな変革のなか、グスク、ヤマコ、レイが駆け抜けた20年の日々。彼らを取り巻く様々な人物の想いが交錯し、激動の物語は衝撃の真実へと収束していく。


ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加して日米共同製作で挑む『宝島』。いままでの常識を覆す、革新的なエンタテイメント超大作に期待してほしい。

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