心霊系YouTuber「オウマガトキ FILM」ヒロと中村義洋監督が対談!『見える子ちゃん』の“リアルな霊描写”は「ほん呪」が参考に?
累計閲覧数9000万回、コミックスの国内発行部数330万部を突破した泉朝樹の同名ホラーコメディ漫画を、中村義洋監督のメガホンのもと、原菜乃華主演で実写映画化した『見える子ちゃん』(6月6日公開)。このたび本作から、中村監督と大人気心霊系YouTuber「オウマガトキ FILM」のヒロによるSP対談映像が解禁された。
ある日突然、霊が“見える”ようになった女子高生みこ。ヤバすぎる霊たちに囲まれたみこが選んだ生き残り術は、まさかの“見えていないフリ”。しかし、なにやら異様な霊が憑いている遠野先生が赴任してきた影響で事態は一変。霊が憑いた親友のハナを助けるため、みこは同級生たちと遠野の謎を追い、やがて驚くべき事実を知ることとなる。
ホラー界隈のなかでも恐怖度No. 1と定評があり、チャンネル登録者数は71万人超え。「ほんとにあった!呪いのビデオ」や『残穢(ざんえ)―住んではいけない部屋―』(16)などを手掛けてきた中村監督のファンであることを公言し、本作にも出演しているヒロは、「コメディ要素があったり、学校が舞台で青春要素があったり、推理要素もある。原作にない、どんでん返しの伏線もある」と本作の魅力を分析。
それに対して中村監督は「ミステリーは得意なので、伏線の立て方は相当おもしろくなっている」と自身をのぞかせ、ヒロは「原作と違うのかなと思って観ていくと、最後にそういうことだったのかとわかる仕掛けになっている。しっかり怖くて、すごく楽しめて、最後はホロリとする」と絶賛。さらに中村監督は、原作に登場する霊を映像向けにアレンジした理由を語ったり、「ほん呪」での経験が本作の恐怖演出につながっていることにも言及。
対談の後半では、“本当の怖さ”とはなにかというテーマで熱論を交わす二人。そして「最近ふと思い返すと、“見える子ちゃん”状態だった」と、中村監督がプライベートでの心霊体験について告白する一幕も。そのゾッとするような詳細を映像でチェックしたら、リアルな霊描写とユニークな発想が詰まった本作を劇場で目撃しよう!
文/久保田 和馬