話題のドラマ「いつかは賢いレジデント生活」や「トラウマコード」に出演!コ・ユンジョン、シン・シア、チュ・ヨンウら次世代韓国アクターたち
練りに練った脚本と華やかな映像で視聴者を引きつける韓国ドラマ。さらに忘れてはならないのが、主役から脇役まで、目を離すことのできない俳優たちの演技力だ。そこで今回は、すでにおなじみの俳優たちに負けない、これからの可能性を感じさせる旬の若手俳優たちを紹介していきたい。
名作のスピンオフ「いつかは賢いレジデント生活」で注目のコ・ユンジョン、シン・シア、ハン・イェジ
「応答せよ」シリーズや「賢い医師生活」のクリエイターが手掛け、現在、韓国で最も話題を呼んでいるドラマ「いつかは賢いレジデント生活」。大病院の産婦人科で働くレジデント1年目の医師たちの奮闘を描く作品だけに、俳優陣にもフレッシュな顔ぶれがそろっている。
真っ先にキャスティングが発表されたのが、大ヒットドラマ「ムービング」で超人的な力を持つ高校生に扮したコ・ユンジョン。2019年のデビュー以来、「Sweet Home -俺と世界の絶望-」、「還魂」シーズン2と、話題作への出演が続く彼女が、金を稼ぐために働くやる気のない医師オ・イヨンに扮している。同僚にも患者にも関心を持たなかった彼女が、様々なケースを経験しながら成長していくのと同時に、姉の夫の弟でもある先輩医師との恋も始まりそうな気配。愛想のなかったイヨンがどのような変化を見せるのか楽しみだ。
医療よりもファッションや恋愛への関心の高いピョ・ナムギョン役は、大ヒット作の第2弾『THE WITCH/魔女 ―増殖―』(22)でのオーディションで1400人から主役の座を掴んだ経験を持つシン・シア。本作では明るく要領のよいナムギョンを愛らしく見せている。4月30日に韓国で公開されたばかりの同名小説を原作とする『破果(原題:파과)』(日本公開未定)にも出演しており、こちらでは女殺し屋である主人公の若き日を演じている。
さらに、このドラマで本格的なデビューを果たしたのが、優等生だが他人への共感力に欠けるキム・サビ役のハン・イェジ。まるでロボットのようにマニュアル通りに動く真面目人間をコミカルに演じている。「応答せよ」シリーズを通じて多くの新人をスターにしたクリエイターたちの手腕によって、まだまだ魅力が発揮されていきそうだ。
「トラウマコード」でカリスマ医師に翻弄される若手医師を好演するチュ・ヨンウ
大学病院の重症外傷チームが舞台となる「トラウマコード」では、チュ・ジフン演じる経験豊富な天才医師の言動に振り回されながらも、いつしかチームの一員となって病院の改革を進めていく若手医師ヤン・ジェウォンをチュ・ヨンウが好演。2021年デビューの彼は、時代劇「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」で2役を演じ分けて注目され、先日行われた第61回百想芸術大賞ドラマ部門の新人男優賞に選ばれた。今後もNetflixの犯罪アクション「広場」やラブコメディ「犬と仙女」と、多彩なジャンルの出演作が待機中だ。
カンプル原作のドラマ「照明店の客人たち」に出演するシン・ウンス
韓国ウェブマンガのパイオニアとして、多くの作品が映像化されてきたマンガ家カンプル。「ムービング」の大成功に続いて脚本も担当した「照明店の客人たち」は、奇妙な照明店のある街に集まる住民たちの背景が徐々に明らかになっていくヒューマンドラマだ。そのなかで、毎晩店を訪れる高校生を演じていたのがシン・ウンス。オーディションを経てカン・ドンウォンの相手役を務めた『隠された時間』(16)でデビューして以降、着実にキャリアを積み、「輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~」では90年代の高校生を爽やかに演じている。