狩野英孝&HIKAKINら「マイクラ」愛炸裂!『マインクラフト/ザ・ムービー』は「初心者の人が観ても、ガチ勢の人が観てもめちゃくちゃ楽しい」
世界中で絶大なる人気を誇るゲーム「マインクラフト(通称:マイクラ)」を映画化した『マインクラフト/ザ・ムービー』(4月25日公開)の公開前日3D吹替プレミアが4月24日に新宿ピカデリーで行われ、山寺宏一(スティーブ役)、安元洋貴(ギャレット役)、生見愛瑠(ナタリー役)、狩野英孝(チャンガス役)、HIKAKIN(ニットウィット役)が出席した。
謎のキューブの力によって、すべてが四角形でできた異世界に転送されてしまった、非リア充な4人のギャレット(ジェイソン・モモア)、ヘンリー(セバスチャン・ハンセン)、ナタリー(エマ・マイヤーズ)、ドーン(ダニエル・ブルックス)。イメージしたものをなんでも創りだせるという不思議な世界で、彼らは先住転送民のスティーブ(ジャック・ブラック)と共に、バトルとサバイバルに身を投じていく。日本に先駆け世界75以上の国と地域で上映がスタートし、早くも全世界興行収入5億7059万ドル(約812億円)を突破する大ヒットを記録している。
山寺は「早く観ていただきたい!それくらいの自信作!」とはやる気持ちを口にし、世界的大ヒットも「当然」と熱を込めた。安元も「映画になると聞いた時、どうやるの?と思った。でも蓋を開けてみると、なるほどこう来るか!ということの塊みたいな作品。すごくおもしろかったので、(大ヒットも)そりゃあそうだろうなと思う」と納得の表情を浮かべていた。山寺は、ジャック・ブラックに声を当てるのは初めてだという。「63歳にして初めての挑戦。不安もあった。大丈夫かなと思って」と告白しつつ、「楽しかった!」と充実感もたっぷり。これまでにもモモアが演じるキャラクターに声を当ててきた安元は、「(モモアは)シリアスな映画だろうが、どこかしらで絶対にふざける。今回は徹頭徹尾ずっとふざけている。テンションの塊」と楽しそうに話していた。
「マインクラフト」の大ファンである狩野は、危険たっぷりな世界ネザーからの刺客である四角いブタ、ピグリン軍団の将軍チャンガス役を演じ、「この世界に入れたという感動。感動しながら、セリフを言わせていただいた」と喜びを吐露。マイクラワールドの住人でありながら現実世界に転送されてしまう村人、ニットウィット役のHIKAKINも「10年以上、『マイクラ』をプレイしてきた。ふざけて、村人のモノマネをやってきた。まさかこんな日が来るとは」と続き、生見も「こんなにすごい作品に参加させていただけて光栄」と目を輝かせた。
さらに「絶叫しますよ、興奮しますよ!」と映画の感想を語った狩野は、「あのモンスターがここで出てくる、あのアイテムがここで使われるというシーンもある。『ここでこうやると乗り越えられる』という『マイクラ』のテクニックも詰め込まれている。『ここでバケツの水を』『ここで花火を』など、そういうところで共感できるポイントもある」と熱を込めていたが、HIKAKINは「マイクラ初心者の人が観ても、超やりこんでいる人が観ても、細かいところまですばらしい。ガチ勢の人が観ても『これが来たか!』というのがいっぱいある。めちゃくちゃ楽しかった」と太鼓判。狩野は「奥が深くて、『これとこれを合わせるとあれができるんだ』と勉強になりました。これからのプレイにも影響します!」とそれぞれがマイクラ愛を炸裂させて、ステージは大盛り上がりとなった。
狩野と生見は、本作で実写映画の吹替に初挑戦を果たした。ナタリーに命を吹き込んだ生見は、「すごく難しいお仕事ですが、ありがたいなと、ぜひ挑戦したいなと思った。やはりやってみるとすごく難しくて。すごく体力のいるお仕事」と苦笑い。「プレッシャーすぎて。大きい声を出してもいいようにカラオケに行って、マネージャーさんに相手役をやってもらって、練習しました。すごく緊張しました」と特訓したという。「3パーセントくらい、ドッキリかなと思った」という狩野は、「チャンガスはマイペースで抜けていて、ポンコツで。一切、役作りなしでやらせていただきました」と自分と重なるような役柄だった様子で、「『そのままでいいです』と監督に言っていただいた。監督さんが『いいですね!』とすごく乗せてくれた」と感謝していた。
山寺は「生見さんは、ナタリーそのもの。相当難しい役。本当にすごい」と大絶賛。続けて「英孝ちゃんは、そのままだった。そのままがぴったりだった!」と笑顔を見せた。またHIKAKINは「いろいろなキャラクターがいるなかで、村人役だと聞いて泣けました。本当に大好きだったので、めちゃくちゃうれしかったです」「エンドロールまで観てください」と声を弾ませ、「(劇中に)本家の村人と、僕のやった村人が混ざっている。めちゃくちゃ光栄」とにっこり。山寺が「HIKAKINさんは、すばらしいキャスティング!びっくりました!」と称えると、HIKAKINは「自慢していこう!」と大喜びだった。
取材・文/成田おり枝