
監督の青石太郎が授業を行う武蔵野美術大学で出会った、実在の美大生たちから着想を得て制作されたドラマ。学生たちの関係性や実生活、制作物をもとに、自由で多感な時期における共生の喜びと困難の物語が描かれ、それを本人たちが演じている。出演は鈴木理利子、渡邉龍平、松下絵真、秋田海風、大田晃。点を提案します。
ストーリー
美大で写真を専攻するりりか(鈴木理利子)は最近、撮りたい被写体を見つけられずにいた。授業には昔撮った同居人エナ(松下絵真)の写真を提出。そのエナは、心の調子を崩し、ここしばらく部屋に引きこもっていた。2人の過ごす時間はバラバラで、かつての親密さを失いつつある。そんなある日、りりかは街を歩くエナの“分身”と出会う。家に帰ると、そこにもエナがいる。謎に誘われ、夜の街に繰り出す2人。分身をめぐる冒険は新たな出会いと別れを生み、気がつけば愛が対立する世界に来ている。遠ざかった人たちの写真やメッセージに囲まれながら、りりかは見失った愛をまた探しに行く。
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作品データ
- 製作年
- 2022年
- 製作国
- 日本
- 初公開日
- 2025年11月22日
- 上映時間
- 103分
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