アン・ハサウェイ主演『ヴェリティ/真実』とトム・クルーズ主演『DIGGER/ディガー』が北米で激突!明暗くっきり分かれる結果に?

コラム

アン・ハサウェイ主演『ヴェリティ/真実』とトム・クルーズ主演『DIGGER/ディガー』が北米で激突!明暗くっきり分かれる結果に?

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先週末(10月2日から10月4日まで)の北米興収ランキングは、アン・ハサウェイとダコタ・ジョンソン共演のミステリー『ヴェリティ/真実』(11月6日日本公開)が初登場でNo. 1を獲得。従前から注目度の高い作品であったことには違いないが、接戦が予想された同日公開のトム・クルーズ主演作『DIGGER/ディガー』(日本公開中)がよもやの不発。今回は、この両作のオープニング成績を詳しく見ていくことにしよう。

コリーン・フーバーの同名ベストセラーを豪華キャストで映画化した『ヴェリティ/真実』
コリーン・フーバーの同名ベストセラーを豪華キャストで映画化した『ヴェリティ/真実』[c]Everett Collection/AFLO

まず3510館で公開を迎えた『ヴェリティ/真実』は、初日から3日間で3203万1011ドルを記録。同じように“二大女優の共演”がプッシュされ、3週前に初登場1位を飾った『プラクティカル・マジック/魔女たちの秘密』(11月27日日本公開)のオープニング興収が3000万ドル強、また、2月に公開されたエメラルド・フェネル版『嵐が丘』(26)が同3280万ドルだったので、それらとほぼ同等のスタートということになる。

ハサウェイはこれが今年5本目の出演作(主演級は4本目)であり、初登場No. 1は『プラダを着た悪魔2』(26)と『オデュッセイア』(日本公開中)につづいて3本目。前者のオープニング興収は7674万ドル、後者は同1億2350万ドルだったので到底及ばない数字ではあるが、『オークストリートの異変』(26)の同2101万ドルは大きく上回っている。彼女の現在の興行的なポテンシャルを考えれば、8000万ドルから1億ドル前後での着地になるだろう。

作品評価はいまひとつも、4000万ドルの製作費回収は可能なラインに
作品評価はいまひとつも、4000万ドルの製作費回収は可能なラインに[c]Everett Collection/AFLO

一方のジョンソンのほうは、直近の主演作『マテリアリスト 結婚の条件』(25)が2844館の規模で公開されオープニング興収1133万ドル。同作の最終興収は3652万ドルだったので、『ヴェリティ/真実』はそれを公開5日目に突破したことになる。また、『マダム・ウェブ』(24)の最終興収4381万ドルもまもなく突破する見込み。ジョンソンにとっては代表作である「フィフティ・シェイズ」シリーズほどではないが、久々の興行的成功作になりそうだ。

対する『DIGGER/ディガー』はというと、3321館での公開で初日から3日間の興収は800万1856ドルで4位発進。トムが主演を務めた前回の非フランチャイズ作品である『バリー・シール/アメリカをはめた男』(17)のオープニング興収と比較してもおよそ半分。出演作全体で見ても、オープニング興収で1000万ドルを割ったのは(限定公開作を除き)『大いなる陰謀』(07)以来であり、主演作に限れば『レインマン』(88)以来ということになる。

【写真を見る】トム・クルーズ渾身の『DIGGER/ディガー』にまさかの事態が…
【写真を見る】トム・クルーズ渾身の『DIGGER/ディガー』にまさかの事態が…[c]Everett Collection/AFLO

アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作ということで大きな期待が寄せられていた同作。1億6000万ドルから1億8000万ドルほどの製作費が投じられており、損益分岐点は3億ドルから3億5000万ドル。批評家からの評価が伸び悩んだことを受けて2000万ドル前後のオープニング興収となると目されていたが、それにも及ばない結果に。配給元は10月6日に「パラマウント・スカイダンス」として新たなスタートを切ったワーナー・ブラザース。同社の最後の映画は、想像以上の苦境に立たされているようだ。


文/久保田 和馬

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