岸井ゆきの&浅野忠信共演『すべて真夜中の恋人たち』孤独な大人たちの恋を表現した2種のメインビジュアル&本予告
岸井ゆきのが主演し、浅野忠信が共演する『すべて真夜中の恋人たち』(11月13日公開)から2種のメインビジュアルと本予告、追加場面写真が到着した。
原作は、2008年「乳と卵」で芥川賞、2019年「夏物語」では毎日出版文化賞を受賞し、国内外から熱い支持を得ている川上未映子による初の同名恋愛小説。2011年の発行以降、全米批評家協会賞小説部門に日本人初ノミネート、米「TIME」誌の〈2022年の必読書100冊〉にも選出されるなど、海外でも人気を博し、国内累計発行部数40万部を突破している。
物語の主人公は、人との関わりを拒み孤独に生きてきたフリーの校閲者、入江冬子(岸井)。ひょんなことから年上の物理教師、三束(浅野)と出会い、交流を深めていくなかで、自らの孤独や感情と向き合っていく。監督、脚本を務めたのは2021年公開の『あのこは貴族』以来約5年ぶりの長編映画となる岨手由貴子。キャストには岸井、浅野に加えて森田望智、深川麻衣、塩野瑛久ら実力派俳優が名を連ねるほか、松坂桃李が語り役として声のみの出演をはたす。
このたび解禁されたのは、冬子と三束の姿を捉えた2種類のメインビジュアル。メインビジュアルAは、冬子と三束が夜の公園で心の距離を測るように手と手を重ね合わせようとする姿が、そしてメインビジュアルBは、孤独を抱えた二人が夜の高架下に佇む姿が写しだされている。キャッチコピーは「なぜ、望んでしまったんだろう。」ただなにもない日常を過ごすだけで良かった冬子が、ふとしたきっかけで三束に募らせていく恋心に、冬子自身も振り回されていくことを予感させる言葉が添えられている。さらにどちらも物語の鍵となる“光”がそっと彼らを見守っている。
あわせて解禁された予告映像では、“光”に関する会話をきっかけに近づいていく冬子と三束の物語が描き出される。フリーの校閲者を職業とし、誕生日の夜に散歩することを秘かな楽しみにしている冬子が出会ったのは、物理教師の三束。「私、光を見るのが好きで」「わかりますよ。私も光が好きで物理を始めたようなものなので」という会話を交わし、冬子は急速に三束に惹かれていく。初めての恋の恍惚を知っていく冬子。2人はゆっくりと丁寧に関係を築いていくかに思えたが、数少ない友人が放った言葉に我に返る冬子。「私は、三束さんを…」絞りだすように言葉を紡ぐ冬子の表情がせつない。大人の恋物語の行方が気になる予告に仕上がっている。
さらに、冬子の高校時代の友人、典子(深川)、聖(森田)と微妙な関係の大橋(塩野)の姿を含む追加場面写真も解禁。劇中の光と影が印象的な写真からは、登場人物たちの心の機微や物語の奥行きまで感じられるはずだ。
第79回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、海外からも賞賛を浴びた本作。すべての人々を優しい光で包み込む究極のラブストーリーを映画館で堪能してほしい。
文/サンクレイオ翼
