日本が世界に誇る巨匠の素顔と原点に迫るドキュメンタリー『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』10月日本公開決定

日本が世界に誇る巨匠の素顔と原点に迫るドキュメンタリー『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』10月日本公開決定

世界的な人気を誇る映画監督、小津安二郎の知られざる素顔と名作の原点に迫るドキュメンタリー『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』が10月9日(金)より公開されることが決定。予告編やメインビジュアルが到着した。

【写真を見る】ホームムービーなどの貴重なアーカイブから巨匠の素顔を紐解く
【写真を見る】ホームムービーなどの貴重なアーカイブから巨匠の素顔を紐解く[c] 2025 Adama Films; Photo: Shochiku Co., Ltd.

本作はアカデミー賞ノミネート歴を持つ映画監督ダニエル・レイムがいまなお愛され続ける小津の素顔に迫るドキュメンタリー。日記やノート、書簡、写真、インタビュー、これまで広く世に出ることのなかったホームムービーなどの貴重なアーカイブに加え、黒沢清、ヴィム・ヴェンダース、リュック・ダルデンヌ、ツァイ・ミンリャンといった映画監督たちの考察や、俳優の香川京子や城澤勇夫、プロデューサーの山内静夫ら小津と時代を共にした映画人の回想を織り交ぜながら、彼自身の言葉で、人生と思想、作品そのものの再発見を試み、小津がいかにして個人的な喪失や戦争のトラウマを『晩春』(49)、『麥秋』(51)、『東京物語』(53)、『秋刀魚の味』(62)といった不朽の名作へと昇華させていったのかをたどっていく。

小津監督生誕120年を記念して製作された本作は2025年初夏に完成。同年9月、ヴェネチア国際映画祭クラシックス部門でワールドプレミア上映。その後、東京国際映画祭でのジャパンプレミア上映を経て、世界各地の映画祭をはじめ、18か国30都市で上映され、北米、フランス、スペイン、韓国での配給も決定している。

また本作の日本での公開を記念して、作中に登場する小津が監督を務めた11作品の特集上映が決定。前述の4作品に加えて『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』(32)、『非常線の女』(33)、『父ありき』(42)、『長屋紳士録』(47)、『風の中の牝雞』(48)、『彼岸花』(58)、『お早よう』(59)が10月9日(金)から29日(木)の期間、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で上映される。

また同劇場では9月28日(月)に、監督のダニエル・レイムと黒沢清によるトークイベント付き『The Ozu Diaries/小津ダイアリー』先行上映も開催される。さらに9月26日(土)には、第29回 小津安二郎記念・蓼科高原映画祭でも先行上映が行われる。


貴重な資料を紐解きながら世界的巨匠の素顔と原点に迫る本作。小津が追求し続けた芸術の一端を映画から感じ取って!

文/サンクレイオ翼

作品情報へ