『CUBE』ヴィンチェンゾ・ナタリのSFグラフィック・ノベル「TECH」日本語翻訳版が出版決定!クラウドファンディングも実施中
世界的ヒット映画『CUBE』(97)などで知られ、世界三大ファンタスティック映画祭のすべてで最高賞を受賞したヴィンチェンゾ・ナタリ監督によるSFグラフィック・ノベル「TECH」の日本語翻訳版が出版される。それに先立ち、「MotionGallery」でのクラウドファンディングにて、先行販売の予約を含む支援者を募集中だ。
ナタリ監督は、カナダ・トロント出身の映像作家。1997年公開の映画『CUBE』はシッチェス・カタロニア国際映画祭最優秀作品賞&最優秀脚本賞、ファンタスポルト国際ファンタスティック映画賞最優秀作品賞、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭Silver Raven賞、ジェラルメ国際映画祭国際批評家賞などを受賞。2024年にはファンタジア国際映画祭よりCanadian Trailblazer Awardが授与された。
近年はマッツ・ミケルセン主演の「HANNIBAL/ハンニバル」、「ウエストワールド」「ペリフェラル ~接続された未来~」といったSF作品で監督やプロデューサーを務めている。また、北野武のハリウッドデビュー作でもあるキアヌ・リーブス主演の映画『JM』(95)では、ストーリーボード(絵コンテ)の作画を担当した。
「TECH」は、『CUBE』や『スプライス』(09)、テレビシリーズ「ロスト・イン・スペース」「ウエストワールド」などの監督として広く知られるナタリが、自身初のグラフィック・ノベルとして制作したSFノワール作品だ。舞台は遠い未来の地球。異星人の残した超高度なテクノロジーが人類社会に浸透した世界で、圧倒的な戦闘能力を持つ女性シェルの物語が展開される。なお、英語版は北米で出版済みだ。
ナタリ自身が「予算の心配も必要なければ、プロデューサーからの要望も、会議もなく、ただひたすら描くだけでいい。映画作りでは避けることのできない厄介ごとが、なにひとつなかった」と語るように、本作はあらゆる制約から完全に解放された環境にて、純粋な創作欲のみで描かれた作品である。
また、本作では、サイバーパンクの創始者として知られ、「ニューロマンサー」など多数の著書がある伝説的なSF作家ウィリアム・ギブソンが序文を寄せている。ギブソンとナタリは、映画『JM』および、ギブソンの小説「ペリフェラル」のドラマ化を通じた長年の交流があることから、この序文の執筆が実現した。
日本語版の翻訳は、版元のネコノスに所属する文芸作家の浅生鴨が担当。浅生はNHKの公式X(@NHK_PR)の「初代中の人」として知られ、2014年にNHKを退局したあとは作家として小説、エッセイ、ノンフィクションなど幅広い執筆活動を行っており、翻訳や企画、編集にも携わっている。
リターンは、書籍の先行販売、各種ノベルティーに加え、支援者名の巻末クレジット、ナタリとのオンライン・トークセッションなど。募集期間は、8月31日(月)までなので、ぜひいますぐ「MotionGallery」をチェックしていただきたい。
文/山崎伸子
期間:2026年6月29日(月)〜2026年8月31日(月)
目標金額:250万円
書籍の先行販売、各種ノベルティーに加え、支援者名の巻末クレジット、ヴィンチェンゾ・ナタリとのオンライン・トークセッションなどのリターンを予定
「MotionGallery」該当ページ:https://motion-gallery.net/projects/tech_jp
