『Michael/マイケル』“伝説の地”ベルリンでワールドプレミア開催!米倉涼子も激賞「マイケルに再び命が吹き込まれた」

『Michael/マイケル』“伝説の地”ベルリンでワールドプレミア開催!米倉涼子も激賞「マイケルに再び命が吹き込まれた」

マイケル・ジャクソンの軌跡を描く『Michael/マイケル』(6月12日公開)のワールドプレミアとレッドカーペットが日本時間4月11日にドイツのベルリンで開催された。

【写真を見る】マイケル・ジャクソンを演じたのは実の甥、ジャファー・ジャクソン
【写真を見る】マイケル・ジャクソンを演じたのは実の甥、ジャファー・ジャクソン[R], TM & [c] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

本作は、数々の名曲や革新的なステージングを生みだし、いまなお世界中のアーティストに影響を与えているマイケルの人生に迫った物語。『ボヘミアン・ラプソディ』(18)を製作したグレアム・キングと、『トレーニング デイ』(01)や「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークアが、父の支配と自身のビジョンの狭間で揺れながら名曲を生みだしていくマイケルの“創造の瞬間”や才能ゆえの孤独に悩むマイケルの実像を描きだす。

本作の世界初上映の地に選ばれたのは、マイケルにとって特別な意味を持つベルリン。東西冷戦下の1988年、マイケルは西ベルリンの壁近くで「バッド・ワールド・ツアー」の西ベルリン公演を開催。壁の向こう側にいた東ベルリンの市民までもが“音”を求めて集まり、その光景は音楽が国境を越える力を持つことを象徴したと言われ、翌年のベルリンの壁崩壊の兆しとなる歴史的な瞬間としていまも語り継がれている。今回のワールドプレミアには、60か国以上から数千人のファンが集まった。

会場周辺にはマイケルのTシャツや衣装をまとったファンの姿が大集結。装飾の前で写真を撮るファンの姿や音楽にのせてダンスをするファンであふれ、世界的スターの伝記映画にふさわしい、圧倒的な高揚感が会場一帯を覆っていた。

マイケルを演じたジャファー・ジャクソンとジュリアーノ・クルー・ヴァルディ
マイケルを演じたジャファー・ジャクソンとジュリアーノ・クルー・ヴァルディ[R], TM & [c] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

レッドカーペットには、マイケルを演じた実の甥でもあるジャファー・ジャクソンがシックなブラックスーツで登場。幼少期のマイケルを演じたジュリアーノ・クルー・ヴァルディも赤のスーツにサングラスというスタイリッシュな装いで笑顔を見せた。さらにマイケルの母キャサリンを演じたニア・ロング、マイケルの長年の弁護士ジョン・ブランカを演じたマイルズ・テラー、さらに監督のフークア、プロデューサーのキングが姿を見せ、豪華キャストと制作陣の集結に会場のボルテージは最高潮に。さらに、日本からはマイケルのファンとして知られる米倉涼子がゲストとして参加した。

世界初上映を前にジャファーは「ここまでは長い道のりでした。だから、本当にここまで来られたなんて信じられない気持ちで、胸がいっぱいになるほどワクワクしていると同時にほっとした気持ちもあります」と素直に明かし「まるで夢のようで、皆さんからの愛とエネルギーを感じています。早く皆さんにこれを見てほしいです」と手応えを見せた。劇中で数々のパフォーマンスも披露しているが最も印象に残ったのが「スリラー」MV撮影だったそうで「東ロサンゼルスでオリジナルのミュージックビデオが実際に撮影されたのと同じ場所だったので、僕が気に入っているシーンの一つです。子どもの頃、僕のお気に入りのミュージックビデオのひとつだったから、その場所に立って、あの光景を目の当たりにし、パフォーマンスを披露できたのは、まるで夢のようでした。本当にすばらしかったです」と振り返った。そして日本でも大人気の“キング・オブ・ポップ”の魅力について「マイケルの最大の魅力は、彼の音楽を通じて世界中に広く伝わった“世界をよりよい場所にしたい、世界を癒したい”というメッセージだと思います。それは彼がデビュー当初から掲げてきたメッセージであり、音楽やミュージックビデオを通じて常にその実現を目指していたと思います」と敬意を表した。

幼少期のマイケルを演じた若手俳優のヴァルディは、マイケルについて「仕事熱心なところが本当にすばらしく、仕事に対する姿勢はすごいと思いました」と明かす。SNSでのマイケルのパフォーマンスを体現する姿が話題を集めているヴァルディは、劇中でも愛らしさをのぞかせながら、圧巻のステージを披露。「僕と兄弟(役の俳優)たちで『ABC』のミュージックビデオを再現したのですが、あれは最高でした!」と笑顔で振り返った。

ロングはマイケルの母キャサリンを演じる上で「地に足をつけ、愛情深く、親切で、私自身もそうであるように、母親としての責任を果たすこと」を意識したと明かす。さらに「母と息子の絆は、本当に大切で、特別なものだと思いますので、私にとって、それは本当に重要なことでした」と役に込めた思いをにじませた。

監督のフークアは本作について「一番大事だったのは、ステージを離れたマイケル・ジャクソンを描くことだったと思います。そうすることで、彼がどんな人間なのか伝わり、彼の心の内が理解できるからです。そうすれば、ステージ上の彼を見たときに、より強い絆を感じられるはずです」と話し、「感動と楽しさが味わえることは間違いありません。マイケル・ジャクソンのコンサートに肉迫する最高の体験となるでしょう」と圧倒的な没入体験について語った。

そして、『ボヘミアン・ラプソディ』を世界的メガヒットへと導いたキングがプロデューサーというだけあり、世界的大ヒットが期待されている本作。キングは「マイケルが成し遂げたのは、音楽を通じて人々を一つにまとめたことだと思います。私は、この映画が世界中の人々を一つに結びつけることを願っています」とメッセージを寄せた。

ワールドプレミアに参加した米倉涼子も映画を「彼に再び命が吹き込まれたように感じました」と絶賛
ワールドプレミアに参加した米倉涼子も映画を「彼に再び命が吹き込まれたように感じました」と絶賛[R], TM & [c] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

そして黒いシックなドレスでレッドカーペットに登場した米倉は「誰もが愛するマイケル・ジャクソン、世界中が注目しているマイケル・ジャクソンの晴れやかなプレミアに参加できることになってとてもうれしいですし、やっぱり皆さんがマイケル・ジャクソンを愛しているんだということを肌で感じます」と高揚感をにじませた。「彼のファッション性とか、自由になりたい思いとか、すごく苦しかった思いとか、そういうところを超えて人から注目される、それを励みにしているところがすばらしいなと思いました」とマイケルの魅力についてコメントした。

世界初上映となったプレミア会場では、本編上映終了の瞬間、間髪入れずに観客総立ちのスタンディングオベーションが巻き起こり、拍手と歓声は鳴りやむことなく会場を揺らし続けた。米倉は「会場全体がひとつになり、圧倒的な音響とともに、まるでステージを観ているかのような空気に包まれました」と振り返り、観客が声を上げ、拍手を送り続ける熱狂的な空間に「日本で映画を観る環境とはまったく違う体験でした」とコメント。「本当に(本物の)マイケル・ジャクソンを観ているかのようで、彼に再び命が吹き込まれたように感じました。その時代に自分たちが立っているような感覚でした」と語った。

さらにプレミア会場では、マイケルに関するファン向けの展示や体験型コンテンツも展開された。劇中で使用された代表的なステージ衣装の展示や、レコーディングスタジオの再現セット、ベルリンの象徴であるバディーベアをモチーフにしたフォトスポットのほか、マイケルと一緒にダンスを楽しめる没入型体験ブースなどが用意されており、来場者は映画『Michael/マイケル』の世界に入り込むような感覚で、その世界観を存分に楽しんでいた。

ベルリンのワールドプレミアに集結したキャスト&スタッフ
ベルリンのワールドプレミアに集結したキャスト&スタッフ[R], TM & [c] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

またプレミアの翌日には記者会見が行われ、主要キャスト、スタッフが登壇。上映終了後も多くの観客が会場に残り、マイケルの楽曲を大合唱するなど、その熱狂は冷めやらぬ様子だったことを振り返りキングは「みなさんと一緒に歌いすぎて声が出なくなった」と笑い、ジャファーも「いまだに昨晩の感動から抜けだせていません。劇場で観客の皆さんと共にあのエネルギーを感じ、踊ったり足を踏み鳴らしたりしながら過ごした時間は、これ以上ないほど幸せでした」と噛みしめた。

記者会見では、本作の撮影秘話に加えマイケルを演じることへの思いについても質問が飛び、それぞれ胸中を語った。撮影現場には毎日415人ものスタッフが集結していたといい、キングは「彼らがそうしていたのは、ただ一つの理由のため。マイケルへの愛のためなのです。その想いは確かに感じられました」と振り返った。撮影は「スリラー」のMV撮影地をはじめ、実際にマイケルが使用したロケーションで行われた。フークアは「実際の場所で撮影ができるのは、いつだって夢のような話。レコーディングスタジオも含めてすべてが本物で、我々にとってまさに夢が叶ったようなものです」と明かした。

ジャファーは初めて脚本を読んだ際を涙が止まらなくなる場面がいくつもあったと言及。「本当に感情が高ぶり、この物語と深くつながっていると感じました」と語る。続けて「特にデンジャラス・ツアーのなかで、子どもの頃に一番好きだった『スムーズ・クリミナル』の映像を繰り返し見て、その動きを真似しようとしていた4~5歳の頃の記憶が蘇ってきました。脚本を読んでいる間にも、そうした記憶が次々と蘇り、これから数か月かけてそのプロセスを経験していくこと自体に特別な意味を感じました」とマイケルとの深いつながりを実感したと明かす。だからこそマイケルのフルコスチューム姿の自身を初めて目にした瞬間は「一生忘れられない」と話し、撮影初日に行われた「BAD」のパフォーマンスシーンを振り返った。「『BAD』のジャケットに、ズボン、ローファーを履いた自分の姿を見つめても、現実だとなかなか実感できませんでした。その瞬間を迎えるまでに、本当に長い時間が費やされ、期待も大きかったし、早くステージに上がって、最高のショーをやるぞという気持ちで臨みたかった。ステージに上がって『BAD』を歌うまでの間、ずっとマイケルに思いを馳せていました」と回顧。幼少期のマイケルを演じたヴァルディも「マイケルは僕の人生において、常に大きなインスピレーションを与えてくれた存在」と語り「彼のインタビューをたくさん見て、仕草や動き、話し方、体の動かし方を練習して準備しました」と役作りについて語った。

会場に集まったファンと交流するジャファー・ジャクソン
会場に集まったファンと交流するジャファー・ジャクソン[R], TM & [c] 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

最後にジャファーは「観客の皆さんに持ち帰ってほしい最大の願いは、マイケルの本質と存在感を感じてもらうこと。そして、彼という人間、その核心にある魂について、より深く理解してもらい、映画館を後にしてほしいと思います」と作品に込めた想いを言葉にした。


“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの知られざる素顔をかつてないスケールで描いた本作。極上の映像と音楽を映画館で味わってほしい。

文/サンクレイオ翼

作品情報へ

関連作品