ソン・ソックが癒しの薬剤師役に『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』本編映像をチラ見せ!オファー理由を監督が語る

ソン・ソックが癒しの薬剤師役に『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』本編映像をチラ見せ!オファー理由を監督が語る

ソウルの芸術団を舞台に、“母を失くした女子高生”と“完璧主義の先生”の不思議な共同生活による心の交流を描く感動作『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』(公開中)。本作で、癒しの薬剤師を熱演する人気俳優ソン・ソックのオファー理由を監督が明かした。あわせて本編映像も解禁された。

【写真を見る】お菓子を見つめながら黙り込んだままのイニョン(イ・レ)
【写真を見る】お菓子を見つめながら黙り込んだままのイニョン(イ・レ)[c]2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

韓国映画で初めて、第74回ベルリン国際映画祭「Generation Kplus」部門の最優秀作品賞にあたるクリスタル・ベア賞を受賞した本作。どんな時でもポジティブな主人公イニョンを演じたのは、『ソウォン/願い』(13)で映画デビューを飾り、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)や『犬どろぼう完全計画』(14)など、現在弱冠20歳にして数々の作品に出演し映画ファンを魅了し続けるイ・レ。そして、“魔女”と呼ばれる完璧主義かつ冷徹な先生ソラ役には、『毒戦 BELIEVER』(17)での狂気的な演技が話題となったベテラン俳優チン・ソヨン。さらに、イニョンを陰ながら支える町の薬局で働く薬剤師ドンウクには、ドラマ「私の解放日誌」(22)や映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』(22)、『恋愛の抜けたロマンス』(21)などのソック。また、イニョンを敵対視している芸術団のエース、ナリにチョン・スビン、イニョンの唯一の友人ドユンにイ・ジョンハが出演した。

メガホンをとったのは、ドラマ「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫」(19)や「私が死ぬ一週間前」などで知られるキム・ヘヨン監督。本作が長編監督デビュー作となり、2025年青龍映画賞で新人監督賞を受賞した。長編2作目となる『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)も韓国で公開されるなど、今後の活躍が期待される新鋭だ。

今回解禁された本編映像は、主人公イニョンが通う薬局のベンチで、薬剤師ドンウクと並んで座りながら会話をする印象的なシーンだ。いつも笑顔を絶やさず、明るい雰囲気を纏うイニョンだが、芸術団の団員からの心無い嫌がらせについに笑顔をなくしてしまう。ドンウクは「いままでこの薬を飲んだ子はみんな笑った。俺もたまに」と語りかけながら、ユニコーンの絵が描かれたお菓子を差しだす。しかし、そのお菓子を見つめながら黙り込んだままのイニョン。ドンウクが「気に入らない?」と心配そうに見つめると、彼女の瞳から大きな涙があふれだす。怒り交じりに「どうしてこのタイミングに…。小さい頃、具合がわるいとママもこれをくれた」と、亡き母との記憶を思い出し、「勝手に分かったフリしないで!おじさんがこれをくれるからママを思い出しちゃった」とドンウクに悲しさをぶつける。「最後の日も“ごめんね”って言えなかった」と、抑えていた感情と後悔があふれだし、声を上げて号泣するイニョン。そんな彼女の隣で、ドンウクはなにも言わず、ただ静かに寄り添い続ける。優しいまなざしでイニョンを見守る姿が感動的なワンシーンとなっている。

『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』は公開中
『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』は公開中[c]2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

韓国を代表するカメレオン俳優ソックは、リアリティあふれる演技と唯一無二の存在感で高い人気を得ている。近年も話題作への出演が続き、自然体で人間味あふれる演技が多くの視聴者の共感を呼んでいる。本作では、主人公イニョンに寄り添う薬剤師ドンウクを演じ、その静かな優しさで観客の心を温かく包み込む。

ヘヨン監督はドンウクというキャラクターが生まれた経緯について、「些細な問題で近所の薬局によく通っていましたが、ふと本当の癒しは“心の薬”だという思いが浮かびました。ドンウクがイニョンに与える本当の薬は、“笑い”と“待つこと”、そして“慰め”だと思います」と自身の経験からできたものであることを明かした。

またドンウクという人物は、監督が考える子どもにとっての“理想の大人”を投影している。「普段はふざけているけれど、つらい瞬間には、なにかを教え込もうとしたり説教したりするのではなく、ただ黙って隣に待ってくれる」。そんなドンウク役にソックを薦めたのは監督で、なんと自ら彼に電話でオファーしている。ソックの演技について監督は、「独特のリズム感を持っていて、限りなく幼稚にもなれるし、ウィットに富んだ演技もできるすばらしい俳優です。多様な姿を持っている彼は、この役にぴったりだと思いました」と語っている。


笑いと癒しを与えてくれるソック演じる薬剤師ドンウクを、ぜひ劇場の大画面で体感してほしい。

文/山崎伸子

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