初日から“前作超え”の大旋風!『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』がひと足先に北米公開

コラム

初日から“前作超え”の大旋風!『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』がひと足先に北米公開

先週末(3月27日から3月29日まで)の北米興収ランキングは、前週に2026年公開作としてNo. 1のオープニングを飾った『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(日本公開中)が引き続き首位をキープ。週末3日間の興収は前週比67.2%の5406万ドルと高維持率をマークしており、累計興収は週末時点で1億6300万ドルを突破。暫定で2026年最大のヒット作へとのぼり詰めることに成功したようだ。

ザジー・ビーツ主演のホラーアクション『ゼイ・ウィル・キル・ユー』は3位スタート
ザジー・ビーツ主演のホラーアクション『ゼイ・ウィル・キル・ユー』は3位スタート[c]Everett Collection/AFLO

3位に初登場を果たしたのは、ザジー・ビーツ主演の『ゼイ・ウィル・キル・ユー』(5月8日日本公開)。「IT/イット」シリーズのアンディ・ムスキエティが製作を務め、昨年の北米興行を席巻したワーナー・ブラザース配給のホラージャンルということで、それなりに期待値が高い作品だったが、初日から3日間の興収は497万ドルと控えめ。昨年1月のワーナー系ホラー『コンパニオン』(25)対比53%、3月に公開された『ザ・ブライド!』(日本公開中)対比でも70%のスタートとなっている。

昨年はワーナー系作品の大ホームランによって活気付いていたホラー界だが、今年に入ってからは『Scream 7』のヒットはあるものの、前週の『Ready or Not 2: Here I Come』など伸び悩み傾向が目立っている。その一因は、毎週のように新作ホラーが公開されている供給過多にあるのだろう。もっとも、『ゼイ・ウィル・キル・ユー』の場合はホラージャンルではあるが、アクション要素の強い一本。批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からも観客からも悪くない評価を集めている。今後の推移を見守ることにしよう。

シルヴァン・ショメの15年ぶりの長編アニメ『A Magnificent Life』はマルセル・パニョルを題材にした物語
シルヴァン・ショメの15年ぶりの長編アニメ『A Magnificent Life』はマルセル・パニョルを題材にした物語[c]Everett Collection/AFLO

他にもいくつかの新作タイトルが登場しているが、24位にランクインした『A Magnificent Life』を取り上げておきたい。『ベルヴィル・ランデブー』(03)や『イリュージョニスト』(10)のシルヴァン・ショメ監督の最新作で、長編映画としては12年ぶり、長編アニメでは15年ぶりの新作となる。

334館で公開され初日から3日間の興収は7万6267ドル。『ベルヴィル・ランデブー』は6館で10万ドルのオープニングで最終興収700万ドル、『イリュージョニスト』は3館で3万8594ドルのオープニングで最終興収223万ドルだったので、上映館数の多さを考えると今回は不発。第98回アカデミー賞の長編アニメーション賞にエントリーはしていたがノミネートには届いておらず、批評家からの評価も前2作ほどではない印象だ。

【写真を見る】前作は北米興収5億7000万ドル超えのメガヒット!3年ぶりの新作は果たして…
【写真を見る】前作は北米興収5億7000万ドル超えのメガヒット!3年ぶりの新作は果たして…[c] 2025 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved.

さて、イースター週末を目掛けて4月1日の水曜日から『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(4月24日日本公開)が公開されたので、その速報をお伝えしておこう。3821館で公開され、初日のデイリー興収は3450万ドル。2年前の同じイースター週末直前の水曜日に公開された前作『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(23)の初日興収3170万ドルを上回るスタートを飾っている。

その前作は、最初の週末3日間(公開3日目から5日目)で興収1億4600万ドルという爆発的な数字をたたき出し、北米最終興収は公開当時で歴代14位(現在では17位)の5億7000万ドルを突破していた。今作も大旋風を巻き起こすことは間違いなく、次週末のBoxOfficeからも目が離せなくなりそうだ。


文/久保田 和馬

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