新作「EZY」の新情報も!「機動警察パトレイバー アーリーデイズ」制作陣によるトークイベントで語られたシリーズの“本質”
トークショーの後半では、「パトレイバー」という作品の幅や色を決定づけ、劇場版にもつながる内容となった第5、6話「二課の一番長い日」の話に。5、6話を初号で初めて観た真木は、「自分が関われて本当によかったと思った」と当時を振り返る。浅沼も、伊藤からFAXで送られてきたシナリオを一枚一枚読み、「『こんなおもしろい脚本があるんだな』と思ったことを覚えています」と明かした。出渕も伊藤が書く脚本について、「盛り上げ方がうまい」と太鼓判を押す。伊藤自身も、書きながら「やったー」という気持ちだったと語った。
そしてもちろん、2026年よりプロジェクトの始動が発表されている新作「機動警察パトレイバー EZY」の話も。現在絶賛制作中でアフレコはほとんど終わっており、全8話構成のシリーズものであることが発表された。本作では監督を務める出渕だが、もともと監督をする気はなかったという。「最初はいまの時代に『パトレイバー』ってどうなんだろうっていう、懐疑的な気持ちもあったんです。でも、いまのアニメーション作品を見渡してみると、これだけ本数がたくさんあるのに初期OVAシリーズみたいなものってそんなにないんですよ。それでやっぱり初心に返ってやったほうがいいんじゃないかって。やってみたら楽しいなというのがいまの自分の感覚というか、手ごたえです」と前向きにコメント。
加えて出渕は、「『パトレイバー』の本質は、王道ではなく『番外編っぽい物語の連続体』であることの気がしていて。ほかではやってないようなことができる下地が『パトレイバー』にはあります。今後もそんな『パトレイバー』を目指していく所存ですので、それを期待してくれている方々の期待は裏切らない出来になっているんじゃないかと思います」とファンにメッセージを送り、トークショーを締めくくった。
第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバルは、12月17日(水)まで開催中。期間中はミッドランドスクエア シネマや109シネマズ名古屋をはじめ、名古屋市内の上映施設を中心とした会場で多くのアニメーション作品が上映されるほか、多彩なゲストを迎えてのトークショーも開催される。
取材・文/編集部
