『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』のステージを再現！アン・ヒョソプとBABYMONSTERが「2025 MAMA AWARDS」で見せた連帯のパフォーマンス

CJ ENMが主催する世界最大級のK-POP授賞式「2025 MAMA AWARDS」が、11月28日に香港カイタック・スタジアムで開催された。香港では去る26日、大埔の高層マンションで大規模火災が発生し、「2025 MAMA」も開催の是非が問われるなか、レッドカーペットを中止として授賞式は予定通り行われた。

2日目、ホスト役の女優キム・ヘスは黒いスーツに喪章をつけて登場。「あまりにも胸が痛む知らせに、心が重かったです。突然の事故で大きな傷を負い、愛する人たちを亡くした全ての方々に、哀悼の意を表します。まだ私たちに奇跡が残っていることを切に願っています。『2025 MAMA』は“Support Hong Kong”皆さまも悲しみの分かち合いをともにしてくださいますようお願いします」と、悲劇の分かち合いと被害者への連帯を呼びかけた。

今年は世界的に旋風を巻き起こしたNetflixのアニメーション映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』との公式コラボレーションを予定していたが、大規模火災を受けてSaja Boysのステージは中止に。その代わりとして、Saja Boysのジヌ役の声を担当したアン・ヒョソプがステージでナレーションを披露した。

「この声を覚えていますか？“あなたは私の魂を取り戻した”。今日、世界中のK-POPファンが集まったと聞きました。皆さんのエネルギーがこの夜を静かな光りで照らしています。今夜、あなたは私に光りをくれた。そしてその光を、今度は皆さんに返す番です。私の友達がここに来て、彼らの時間が来ました。世界を輝かせる時間です」と、勇気づけるように英語で会場に語りかけた。

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さらに、ガールズグループ・BABYMONSTERのアヒョン、ローラ、パリタがHuntrixになりきり、「What It Sounds Like」で『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』のステージがスタートした。

髪型から衣装まで完璧にルミ、ゾーイ、ミラになり切っただけでなく、持ち味である圧倒的な歌唱力で力強いパフォーマンスを見せて観客の心を完全に掴んだ。そして大ヒット曲「Golden」では、高らかに響く歌声とハーモニーで観客を熱狂させた。

続いての授賞式では、『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』がK-POP産業に大きく貢献した独歩的なアイコンとしてMUSIC VISIONARY OF THE YEARを受賞した。演出のマギー・カン、クリス・アップルハンス監督は感謝を述べるとともに「この映画が本当に世界中の多くの方々の心を開くことができました。まさに、K-POPの皆さんのために私たちがこの映画を作ったのだと思っています。今日、皆さんとこの場に一緒にいられることは本当に大きな喜びです。K-POPへのラブレターだと思ってほしいです」と語った。そして「音楽の力を示す映画であり、私たちを結びつけ、癒しを与え、私たちの世界に光をもたらす音楽についての映画です」とも口にし、大規模火災の被害者への思いも付け加えて幕を下ろした。

文／荒井 南