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クリス・ヘムズワースVSマーク・ラファロ!クライムスリラー『クライム101』日米同時公開決定!予告編&US版ポスター到着

クリス・ヘムズワースVSマーク・ラファロ!クライムスリラー『クライム101』日米同時公開決定!予告編&US版ポスター到着

現代アメリカを代表する犯罪小説の巨匠でベストセラー作家でもあるドン・ウィンズロウの原作を、アカデミー賞に名を連ねる名優たちを迎えて映画化したクライムアクション・スリラー『CRIME 101』。このたび邦題を『クライム101』とし、2026年2月13日(金)に日米同時公開されることが決定。あわせて予告編とUS版ポスターが全世界で解禁された。

独自のルールに従い、完全犯罪を行うデーヴィスと、姿なき犯罪者の手がかりを追う刑事ルー。名作『ヒート』(95)に続く、L.A.を舞台にしたクライムアクション・スリラーの傑作が誕生する。アメリカ西海岸線を走るハイウェイ101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。4年間にも及ぶデーヴィスの犯行は、一切のミスがなく完璧であったが、人生最大の大金を得るために高額商品を扱う保険会社に勤めるシャロンに接触し、共謀を持ちかけたことから思わぬほころびを見せ始める。

1,100万ドル(約16億円)の宝石をターゲットに、シャロンとの裏取引は成功したかのように見えたが、犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてルー刑事の執拗な捜査網にそれぞれの思惑が絡み合い、デーヴィスの完璧だった犯罪計画とルールが崩れていく。

今回解禁された予告編では、デーヴィス(クリス・ヘムズワース)が、独自のルール=「痕跡を一切残さない」ための入念な準備をし、高級なスーツと時計を身に着け、白昼堂々と犯罪を遂行する様子がスタイリッシュに描かれている。

一方、車のライトやネオンに彩られた夜のロサンゼルスで、デーヴィスは対抗する組織のオーマン(バリー・コーガン)に狙われ、決死のバイクチェイスやカーチェイス、銃撃戦などの激しいアクションが展開、暗黒の闇を浮き彫りにしていく。また、ルー刑事(マーク・ラファロ)が、多発する強盗事件はすべて同一人物によって101号線上で起きており、犯罪にはパターンがあることを見抜く。姿なき犯罪者に徐々に迫っていく様は、極上のクライムスリラーの醍醐味である。

そしてデーヴィスとルー刑事の出会いのシーン。運転手と乗客に扮した2人である。バックミラー越しの会話はスティーヴ・マックイーンが天才的な強盗を演じた名作『華麗なる賭け』(68)を彷彿とさせる。デーヴィスは、なにかを察したかのような表情を見せ、自分に残された時間は少ないことを知る。

追うものと追われる者、この2人の対決の背後にいる女性2人の存在も見逃せない。デーヴィスの共謀者となるシャロン(ハル・ベリー)と、デーヴィスと近しい関係にある女性(モニカ・バルバロ)である。「あなたには秘密がある」と語るシャロンのセリフは、犯罪者デーヴィスの別の顔を示唆するようで、物語に一層の謎と深みを加えている。

また、あわせてUS版ポスターも解禁された。黒い目出し帽をかぶった犯罪者、デーヴィスの横顔である。そのなかに、本作の舞台となる荒涼としたロサンゼルスの街が描かれる。ブラックを基調としたポスターは、暗黒の闇を想起させると同時にデーヴィスの横顔の片方に何かが隠されているような、謎めいたビジュアルとなっている。


本作の監督、脚本を手掛けるのは、『アメリカン・アニマルズ』(18)のバート・レイトン。主演のヘムズワースとラファロは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)以来の競演となり、あの名作『ヒート』を彷彿とさせる強盗VS刑事の息詰まる対決を見事に演じている。ラファロを始めベリーやコーガン、ノルティ、バルバロなど、アカデミー賞に絡む名優が多数出演し、圧巻の名演技を披露する。ぜひ今後の続報も楽しみに待ちたい。

文/山崎伸子

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