パワハラ“クソ”上司と無人島で2人きり!?サム・ライミ監督最新作『HELP/復讐島』新たな復讐エンターテインメントが垣間見える特報

パワハラ“クソ”上司と無人島で2人きり!?サム・ライミ監督最新作『HELP/復讐島』新たな復讐エンターテインメントが垣間見える特報

「スパイダーマン」シリーズのサム・ライミ監督が仕かける復讐エンタテインメント『HELP/復讐島』が、2026年1月30日(金)に日本公開されることが決定。このたび、本作の特報が解禁となった。

【写真を見る】無人島に墜落し、パワハラ上司への復讐劇が幕を開ける特報映像が解禁
【写真を見る】無人島に墜落し、パワハラ上司への復讐劇が幕を開ける特報映像が解禁[c]2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(22)、そして「スパイダーマン」シリーズを生み出すなど、ヒーロー映画の名手として名高いライミ監督だが、彼の原点は『死霊のはらわた』(81)。シンプルな舞台設定と極限状態における人間の恐怖を革新的な演出によって形づくられた1本は、限られた空間、少人数、そして極限状況というシンプルな構造を革新的な映像演出で昇華させ、ホラーの常識を覆した。そんなライミが今度は“逃げ場のない無人島”で人間の狂気と復讐心を炙りだす。音楽は、ライミ作品の常連であり、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(94)などを手がけてきたダニー・エルフマンが担当した。

今回、本作の特報映像が解禁。舞台は“無人島”。会社員のリンダ(レイチェル・マクアダムス)は、日々パワハラを繰り返す上司ブラッドリー(ディラン・オブライエン)の下で鬱屈とした日々を送っていた。ある日、出張のために乗り込んだ飛行機が墜落し、目を覚ますと、そこは見渡す限りの孤島。生き残ったのは、よりによって大嫌いな上司と自分の2人だけだった。

怪我で動けないブラッドリー。リンダは持ち前のサバイバルスキルで食料を確保し、火を起こし、状況の立て直しを図るが、しだいに2人の“力関係”が逆転し始める。「忘れるなボスは私だ、私のために働け」と無人島でもいばり散らすブラッドリーに対して「もうオフィスはないのよ」とバッサリ切り捨てるリンダ。やがて彼女の中に抑え込まれていた怒りと復讐心が、静かに、しかし確実に膨れ上がっていく。誰もいない無人島で、立場も理性も崩壊していく。先日アメリカで行われたテストスクリーニングでは、「サム・ライミにしか許されないラスト」、「ジャンルを裏切る快感」と絶賛され、ただのサバイバルスリラーに留まらない“新感覚の復讐エンタテインメント”として早くも話題を呼んでいる。


ラストで待ち受ける想像を絶する結末とは?「キャラクターたちが極限状態に追い込まれる物語をいつも愛してきました。そして、この物語では力関係の変化が次々と状況をエスカレートさせ、予想外の展開とスリルに満ちたドラマを生みだしています」と語るライミが贈る新しい復讐エンタテインメントに期待が高まる。

文/鈴木レイヤ