主人公に高橋文哉、鍵を握る叔母役に天海祐希が決定!『クスノキの番人』さらに特報映像、ティザービジュアルも公開
ミステリーからヒューマンドラマまで幅広いジャンルで読者の心を掴んできた小説家、東野圭吾原作作品初のアニメーション映画化となる『クスノキの番人』(2026年1月30日公開)。この度、声優キャストに加え、特報映像とティザービジュアルが解禁された。
累計100万部を突破した同名小説をアニメーション映画化した本作。月郷神社に佇む“クスノキの番人”になることを命じられた青年の人生が描かれる。
クスノキの番人となる主人公、直井玲斗役を演じるのは、数多くの映画やドラマに出演し、目覚ましい活躍を見せる俳優の高橋文哉。アニメ映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』(23)で初声優を務めた際は、声を枯らすほどの真に迫った演技に絶賛の声が続出。そして、本作で長編アニメーション映画の初主演となった。高橋は、「東野圭吾先生の作品が、初の劇場アニメーション化。そんな記念すべき本作で主演を務めさせていただけることに、大きな喜びと責任を感じています。プレッシャーもありましたが、監督とお話しするなかで、作品への熱い想いに触れ、自然と気持ちが前を向いたのを覚えています」と嬉しさと同時にプレッシャーも感じていたという。そのうえで、「役者として、映画『クスノキの番人』を通して届けることができる想いを、できる限りちりばめたつもりです。この物語との出会いが皆さんにとってなにかの“きっかけ”となれば幸いです」と本作に込めた熱い想いを明かした。
そして物語のカギを握る叔母であり、玲斗に“クスノキの番人”になることを命じる柳澤千舟役を、女優の天海祐希が演じる。映画やドラマ、舞台まで第一線で活躍し続ける天海は、『名探偵コナン 純黒の悪夢』(16)、『メアリと魔女の花』(17)など多数のアニメーション作品に出演。声の出演は8年ぶりとなる天海は、「出演を決めたきっかけは、監督からいただいた一通のメールです。その言葉に込められた情熱と誠実さに心を動かされ、『私にできることがあるのなら、ぜひお力になりたい』と強く感じました」と出演のきっかけを明かした。
あわせて、アフレコ現場で迫真の演技を魅せる2人のメイキングPVも公開された。高橋と天海が息を吹き込む玲斗と千舟のキャラクターや、彼らの関係性にも注目してほしい。
そして、この度解禁となった特報映像には、「その木に祈れば願いが叶う」といわれる圧倒的な存在感を放つクスノキとなにかを念じる玲斗の姿が映しだされる。物語のカギを握る叔母、千舟が玲斗に命じた“クスノキの番人”とは一体なんのための仕事なのか、そしてクスノキが持つ”本当の力”とは。そんなミステリアスな“クスノキ”に、幻想的な景観など、豪華クリエイター陣による卓越した映像美が垣間見えるシーンが詰め込まれている。
あわせて解禁となったティザービジュアルでは、番人の仕事を命じられた玲斗と、その奥にずっしりと祀られている巨大なクスノキの麓が描かれる。背景のクスノキは、木目や岩肌、その細部までも細やかな線で丁寧に描き込まれており、こちらもクリエイター陣の熱量と本作のクオリティの高さが伺えるビジュアルとなっている。
さらに、豪華制作陣も発表された。脚本は「ハイキュー!!」、「ブルーロック」シリーズ、『僕だけがいない街』(16)などで原作の魅力を余すことなく翻案してきた岸本卓。キャラクターデザインは「ブルーピリオド」原作者の山口つばさと、『かがみの孤城』(22)でキャラクターデザイン協力を務めた板垣彰子がタッグを組み、共にキャラクターを創り上げた。そして美術監督は『天気の子』(19)のほか、アヌシー国際アニメーション映画祭2025で審査員賞を獲得し話題の『Chao』(8月15日公開)などを手掛けてきた滝口比呂志が担当する。
ミステリアスな“クスノキ”の壮大な物語を紡ぐ映画『クスノキの番人』。今後の続報に期待だ!