最凶の宿敵を役所広司が怪演!細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』豪華演技派キャスト陣11名発表

最凶の宿敵を役所広司が怪演!細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』豪華演技派キャスト陣11名発表

『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09)、『おおかみこどもの雨と雪』(12)、『バケモノの子』(15)、『未来のミライ』(18)、そして『竜とそばかすの姫』(21)など、名作を世に送りだし続けてきた細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』が11月21日(金)より公開となる。このたび、本作の豪華キャスト11名が新たに解禁となった。

【写真を見る】市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、柄本時生ら総勢11名の豪華キャストが明らかに
【写真を見る】市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、柄本時生ら総勢11名の豪華キャストが明らかに[c]2025 スタジオ地図

「人はなんのために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。いま、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作。主人公の王女、スカーレットが父の復讐に失敗するも、“死者の国”で再び宿敵に復讐を果たそうとする物語を描く。いままでのスタジオ地図、細田作品とは明らかに異なる主人公の設定や壮大な物語の世界観が話題を呼んでいる本作。主人公、スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そして芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師、聖を岡田将生が演じる。細田作品初参加となる芦田と岡田が、細田監督が描きだす狂気と復讐が交差する死者の国を舞台とした“愛を探す物語”に、圧倒的な演技力をもって挑む。

主人公、スカーレットの宿敵となる、冷酷で狡猾なクローディアス役は、今作で細田作品4作連続の出演となる役所広司。役所は2023年には映画『PERFECT DAYS』(23)で第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を、第47回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、その高い演技力で国内外を魅了している。これまで優しさを感じるキャラクターが多かった役所だが、本作では、いままでと真逆とも言える主人公の宿敵、クローディアスを演じる。役所について細田監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。プレスコ収録では、クローディアスを凄まじい迫力で表現されていて、この声の力に、画がついていけるのかな、と不安になるくらいでした。でも、役所さんのお芝居に、アニメーターのみんなが大きな刺激を受けてさらに高みを目指しました」と、クローディアスという役は役所以外考えられなかったこと、また制作に与えた影響が大きかったことを明かしている。

また、スカーレットを演じた芦田は、「役所さんの声の迫力にすごく圧倒されました。このクローディアスに、私は復讐をやり遂げなければいけないと、スカーレットの核となる部分を掻き立てていただきました」と役所の迫力の演技にコメント。役所自身は「今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と2人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした」と録音を振り返っている。

さらに、スカーレットと聖の前に次々と立ちはだかるクローディアスの刺客集団や“死者の国”の住人ら重要キャラクターも一挙解禁。市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、柄本時生、青木崇高、白山乃愛、白石加代子が細田作品に初参加。そして、細田作品2作目の山路和弘、4作目の染谷将太と強力布陣が壮大な物語に参戦する。いままでとは大きく異なる細田作品をつくるにあたり、そうそうたるキャスト陣による競演になったことに対して監督は、「なんと贅沢なんでしょう。考えられる限り最高のキャストです。お芝居を通してみなさんから教えてもらえることが様々あり、『果てしなきスカーレット』を作るうえで大変勉強になりました。この作品は本当に恵まれていると思います」と恐縮した様子で話しつつも本作への自信をのぞかせた。

また、『時をかける少女』から19年、細田監督と共に数々の作品を世に送りだしてきたスタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーは「本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をしていただくという収録から始まりました。日本を代表する名優のみなさまにご参加いただき、監督と志を共有し、共に、登場人物たちの魂を磨き上げながら、この映画をさらなる高みへと押し上げてくださったように思っております」とコメントを寄せている。


観る者すべてに「生きるとはなにか──」「愛とはなにか──」を問いかける壮大な物語となる本作。役所をはじめとする日本を代表するキャスト陣による、声の競演に期待が高まる。

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    ヴィム・ヴェンダース監督が東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編。第76回カンヌ国際映画祭で役所広司が最優秀男優賞を受賞。
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