緊急来日したブラピ、旧友トム・クルーズに「空は任せた。僕は陸が好きです」『F1(R)/エフワン』来日舞台挨拶
『トップガン マーヴェリック』(22)のジョセフ・コシンスキー監督と組んだ映画『F1(R)/エフワン』(6月27日公開)を引っ提げ、主演のブラッド・ピットが緊急来日!6月25日に丸の内ピカデリー2で開催された舞台挨拶に登壇した。『ブレット・トレイン』(22)のプロモーション以来3年ぶりの来日となったピットは「新幹線を超えるスピードで今回、車に乗りました!」と笑顔を見せた。
先日NYで行われたワールドプレミアでの会見時、ピットは「日本のみなさん、また日本に行ける日を楽しみにしています!」とコメントしていたが、なんと今回の来日は発表から約24時間後に実現されるというF1マシン並み“超高速”のピット史上最速来日となった。ピットは「東京になら、いつでも来ます」とリップサービス。舞台挨拶では、SNSで募集した質問にも答えてくれた。
F1の全面バックアップを得て、世界各国のサーキットコースを使い、ピットら出演者本人が数か月の厳しいトレーニングを積んで、F1カーを実際に操縦するなど限界までリアルを追求した本作。ピットが演じるのは、常識破りの元カリスマF1レーサー、ソニーで、ルーキーのジョシュア(ダムソン・イドリス)らともぶつかりあいながら、最弱チームとともに昨日までの自分を超えていく。
ピットは「みなさんが映画を観てくれてうれしいです。僕もすごく誇りに思える映画です」と胸を張り、実際に自分たちがレーシングカーに乗って撮影したことについて「こんな映画って前例がない。すべての俳優がとても頑張りましたし、カメラもその映像を撮るために新しく開発しました。みなさんが楽しんでいただけるのが一番うれしいです」と喜びを口にする。
そして「2年くらいかけて練習から入り、6000マイルくらい走っているけど、1つだけ悔いが残ってます。それは鈴鹿サーキットを走ってないこと。ほかのプロドライバーに聞くと、みんなが一番のお気に入りは鈴鹿だと言うので」と言ったあと「誰か関係者、いませんか?いつか走ってみたいです」と言って、会場の観客を歓喜させた。
また、かつて『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)で共演し、先日開催されたプレミアにも参加していたトム・クルーズについては「トムは僕の旧友で、彼もモータースポーツのファンです。トムとは90年代に一緒に一緒にゴーカートでレースをしたこともあります。また、コシンスキー監督や(プロデューサーの)ジェリー・ブラッカイマーも含め、みんな家族のような存在です」と語った。
そして『トップガン マーヴェリック』のように、今度は空のアクションに挑戦してみたいか?と質問されると、ピットは笑いながら、「空はトムに任せます。彼に近づける人なんていないでしょう。僕は陸が好きです」とおちゃめに語った。
日本で再訪したい場所については「日本は大好きで、いろんなところへみたいと思う特別な国だと思うし、いろんなことを経験してみたい。また、田舎のほう、郊外にも出てみたい」とコメント。
最後にピットはプレゼントされた『F1(R)/エフワン』オリジナルの法被を着たたあと、観客たちとともに三本締めを行い、大盛況のまま舞台挨拶は幕を閉じた。なお、ピットは明日、6月26日(木)にも丸の内ピカデリーとグランドシネマサンシャイン池袋で舞台挨拶を行う予定だ。
文/山崎伸子