特別なひと夏を描く名作!A24特集上映第7弾は『aftersun/アフターサン』『mid90s ミッドナインティーズ』に

特別なひと夏を描く名作!A24特集上映第7弾は『aftersun/アフターサン』『mid90s ミッドナインティーズ』に

A24制作×ハピネットファントム・スタジオ配給作品の特集上映の第7弾として『aftersun/アフターサン』(22)、『mid90s ミッドナインティーズ』(18)が7⽉24⽇(木)より上映されることが決定。さらに来場者プレゼントとして特製ステッカーセットのプレゼントが明らかになった。

【写真を見る】来場者プレゼントとして特製ステッカーセットのプレゼントも決定
【写真を見る】来場者プレゼントとして特製ステッカーセットのプレゼントも決定[c]Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

11歳のソフィが父親と2人きりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴る『aftersun/アフターサン』。スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズが本作で長編映画デビューを飾った。2022年カンヌ国際映画祭、批評家週間での上映を皮切りに評判を呼び海外メディアが絶賛、A24が北米配給権を獲得。カンヌを経て、アワードシーズンを迎えてもなお存在感を発揮した。長編映画2本目、当時26歳だった主演ポール・メスカルは、娘への深い愛情をみせる一方、自身の問題に苦悩する若い父親役としての繊細な演技で、第95回アカデミー賞主演男優賞へのノミネートをはたした。

一方の『mid90s ミッドナインティーズ』のジョナ・ヒルもまた、A24が才能を開花させた新人監督の1人。ヒルは『40歳の童貞男』(05)や『スーパーバッド 童貞ウォーズ』で売れっ子コメディ俳優として活躍する一方、『マネーボール』(11)や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど実力派としての側面も見せてきた名俳優。本作では脚本も手掛け、自身が1990年代に体験した感情や記憶を基に3年の月日をかけて仕上げた。1990年代のLA、シングルマザーの家庭で育った13歳の少年スティーヴィーは力の強い兄に負けてばかりで、早く大きくなって見返してやりたいと願っていた。そんなある日、街のスケートボードショップに出入りする少年たちと知り合ったスティーヴィーは、驚くほど自由で格好良い彼らに憧れを抱き、近づこうとするが…。

今回、来場者プレゼントとして特製ステッカーセットのプレゼントが決定。各作品のビジュアルをあしらった2枚セット。さらに、全国のTOHOシネマズにて全作品来場者へ『aftersun/アフターサン』の海外ビジュアルを使用したポストカードも配布予定だ。また、TOHOシネマズ日比谷ではゲストを招いたトークイベントを調整中、詳細は追って解禁される。

また、これからのA24×ハピネットファントム・スタジオの新作には、第82回ゴールデングローブ賞や第74回ベルリン国際映画祭でセバスチャン・スタンが最優秀主演俳優賞を獲得した『顔を捨てた男』が7月11日(金)より、クリステン・スチュワート最新作『愛はステロイド』が8月29日(金)より全国公開を控えている。


父との忘れがたい思い出が放つ眩さ、青春が花開いていく瞬間の放つ輝きを描いた珠玉の両作。A24の贈る特別なひと夏をぜひ劇場で体験したい。

文/鈴木レイヤ

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