SEVENTEENのJUNの原点がここに!幻の名作『野。良犬』8月8日より日本公開決定
SEVENTEENのJUNの表現者としての原点である『野。良犬』(07)が8月8日(金)より日本公開。あわせてポスタービジュアルが解禁となった。
昨年のワールドツアーでは日本4都市10公演で約43万人を動員し、世界的な人気を誇る韓国の13人組ボーイズグループのSEVENTEEN。そのメンバーであるJUNは、昨年秋に中国での俳優業のため、グループ活動に一部参加しないことを告げて大きな話題となった。のちに発表されたのは、彼が幼少期より憧れていたジャッキー・チェンと共演を果たした映画『捕风追影(原題)』(公開未定)やドラマ作品への出演だった。
ファンの間ではJUNが子役時代から中国、香港で俳優として活躍していたことは知られていたが、なかでも『野。良犬』は、第3回香港映画監督協会年度大賞で最優秀新人俳優賞を受賞、第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)の最優秀新人俳優にノミネートされていたことから、“幻の名作”として認知されていた。これまで断片的にしか観ることができなかった本作のスクリーン上映が解禁されることになる。
『悟空伝』(17)などで知られるデレク・クォック監督のデビュー作であり、見事に本作で香港電影金像奨の新人監督賞にノミネート。主演は当時からトップシンガーとして絶大な人気を誇っていた香港出身のイーソン・チャン。天涯孤独なチンピラを演じ、自身と似た境遇のJUN演じる少年と心を通わせていく繊細な心情を、優しく鮮やかに体現している。そのほか、ジョージ・ラム、エリック・ツァンら演技派が脇を固め、古き良き香港映画の勢いを感じる骨太な感動ドラマとなっている。
SEVENTEENのファンはもちろん、映画ファンにもぜひこの機会にチェックしてほしい1本だ。
文/平尾嘉浩
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