『近畿地方のある場所について』プレミア開催決定!菅野美穂&赤楚衛二が誘う告知動画&不穏すぎる場面写真を公開
発行部数70万部を突破した背筋によるホラー小説を、菅野美穂、赤楚衛二をW主演に迎えて映画化した『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)。このたび、謎を解き会場を見つけだすという“近畿地方のある場所”プレミアを7月16日(水)に開催することが決定。また、不穏な雰囲気漂う場面写真が一挙に解禁された。
原作は、2023年1月にWeb小説サイト、カクヨムに第一話が投稿されると、様々な反響がSNSで拡散されて熱を帯びた議論が巻き起こり、瞬く間に大注目作として2,200万PVを超えるヒットを記録した「近畿地方のある場所について」。菅野と赤楚が、これまでのキャリアのなかでも異色の役どころに挑戦し、『ノロイ』(05)、『貞子VS伽椰子』(16)、『サユリ』(24)の白石晃士が監督を務める。さらに監督の大ファンであり、著作への影響も受けているという原作者の背筋も自ら脚本協力として参加した。
行方不明となったオカルト雑誌の編集者。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。同僚の編集部員、小沢(赤楚)とオカルトライターの千紘(菅野)は、彼の行方を捜すうちに恐るべき事実に気がつく。それらはすべて、“近畿地方のある場所”へとつながっていたのだった…。
先週ついに本作の本予告映像が解禁。椎名林檎による主題歌「白日のもと」が、散りばめられた謎をさらに盛り上げ、SNSを中心に早くも本作への期待の声が続々と挙がっていた。そしてこのたび、決して見つけても、近づいてもいけない“近畿地方のある場所”を題材にした映画にちなんで、前代未聞のプレミア上映が決定した。
会場は“近畿地方のある場所”。現段階で、会場を導きだす唯一のヒントは、オフィシャルサイトでも公開された社名が伏せられたある新聞社による報告書のみ。「近畿地方のある場所」に関する現地取材における、当該地域住民へのインタビューのテープ起こしだ。そこには3つ文書が記載されており、「ここを見つけるためにはこの文の理解が大切です」、「早くここを見つけてください」、「ここが見つかったらぜひおいでください」など、一見すると普通の文章だが、どこか人によるものではないような不穏さを感じざる得ない内容となっている。
当日は、菅野、赤楚、白石監督による登壇を予定しているが、告知動画でも、どこか様子がおかしい菅野と赤楚の姿が。
あわせて場面写真も一挙に解禁された。失踪した編集者の行方を追い禁忌の領域へと踏み入れる千紘と小沢。彼らの視線の先に映るものは荒れた資料室、不気味な鳥居、人形だらけの祠など、“ある場所”へ誘う不穏すぎる場面写真が初公開された。
菅野、赤楚ら主演キャストが演じるカットはもちろんのこと、”近畿地方のある場所“の謎へ迫る貴重な資料写真も。オカルト雑誌「超・不思議マガジン」の特集を担当する小沢は、編集部に千紘を呼びだし、ともに行方不明になった編集者が残した資料に目を通していく。2人でノートパソコンをのぞくカットのなかには、ビデオテープや本、ファイルやプリントなど資料の山が。ビデオテープのラベルには、「倉本中学校 林間学校」、「グッドエブリデイ 山科慶子ちゃん」、「女子高生インタビュー2003年」など、怪異事件と思われるタイトルが記載されている。中学生集団ヒステリー事件、幼女失踪事件、そして女子高生が巻き込まれた都市伝説事件…。公開中の本予告映像でもその資料映像の一片を確認することができるが、真剣ながらも悲痛そうな2人の目には、どんな事件の全容が映っているのだろうか。
ほかにも資料らしき写真のなかには、「2023.1.23 ツーリング」と付箋が貼られたDVDや、大きく「妖怪」と書かれた民俗学の本、「佐山武史」名義の「超・不思議マガジン」の企画書と思われるプリントも。この佐山が、2人が探す行方不明の編集者なのだろうか。そして、うっそうと生い茂る木々のなかに建てられた鳥居や、ぎっしりと人形で埋め尽くされた祠など、ただならぬ雰囲気を漂わせるどこか霊的なスポットの写真も登場。これらは一体なにを示すものなのか、どのように“ある場所”へとつながっていくのか…。地図らしき紙に多数の付箋を張り巡らせて“ある場所”の謎に挑もうとする小沢や、資料が散乱した部屋で不安そうにたたずむ千紘、カメラと懐中電灯を手に“なにか”を見てしまった小沢の姿など、ますますストーリーに期待が高まるカットがずらりと揃っている。
誰も見たことのない新感覚の“場所ミステリー”となる『近畿地方のある場所について』。続報に期待したい!
文/山崎伸子