リュック・ベッソン監督の原点にして頂点『グラン・ブルー 完全版』が4Kで公開へ!新たに制作された本予告も

リュック・ベッソン監督の原点にして頂点『グラン・ブルー 完全版』が4Kで公開へ!新たに制作された本予告も

リュック・ベッソン監督の原点にして頂点との呼び声も高い『グラン・ブルー 完全版』(88)が4Kリマスター版として8月29日(金)より公開されることが決定。あわせてビジュアル、本予告、場面写真が解禁となった。さらに、ムビチケ前売券(オンライン)の特典情報も明らかになっている。

【写真を見る】ジャック、エンゾ、ジョアンナを切り取った場面写真も到着
【写真を見る】ジャック、エンゾ、ジョアンナを切り取った場面写真も到着[c]1988 GAUMONT

ベッソン監督が29歳で手がけた本作は、1988年にフランス全土で公開され1000万人以上を動員する大ヒットを記録。若者たちの絶大な支持を集め、「Grand Bleu Generation」と呼ばれる社会現象にまでなった。主人公のモデルが伝説的なダイバーにして“イルカに一番近い男”と称された故ジャック・マイヨールであることは有名だが、物語の奥には幼少期より海に慣れ親しんで育ったベッソン自身の記憶や体験も息づいている。17歳のときに“グラン・ブルー”の世界に魅せられたベッソンの夢の結晶であり“原点”を、彼の頂点作と位置づける映画ファンも少なくない。

ジャックと彼に想いを寄せるジョアンナ
ジャックと彼に想いを寄せるジョアンナ[c]1988 GAUMONT

幼い頃に海辺で出会い、潜水の腕を競い合ったジャック(ジャン=マルク・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)。大人になったエンゾは、フリーダイビングの大会にジャックを誘う。勝負に燃える情熱的なエンゾと、イルカと対話し海と心を通わせるように潜る孤高のジャック。2人は競い合いながらも互いに影響を与えあう。そしてジャックは彼に想いを寄せるジョアンナ(ロザンナ・アークエット)との関係に戸惑いながら、海への憧れと人間世界との狭間で揺れ始める。ある日、ジャックは人間の限界に迫るような記録を打ち立てる。負けず嫌いのエンゾは、なおもその記録に挑み続けようとしていた。

『グラン・ブルー 完全版 4K』は8月29日(金)より公開
『グラン・ブルー 完全版 4K』は8月29日(金)より公開[c]1988 GAUMONT

今回解禁されたポスタービジュアルでは、限りなく深く、静けさに包まれた海の奥底へと向かって、ひとり潜っていく人の姿が写され、「あなたはまだ本当の海の青さを知らない」というコピーが添えられている。4K化によってより鮮明にスクリーンに映しだされる“深淵のブルー”に、すでに作品を観ているファンにとっても期待が高まるデザインとなった。

予告編では、“グラン・ブルー”を追い求めた2人のダイバーの男と彼らに魅せられたひとりの女の物語が描かれる。勝負に燃える情熱的なエンゾと、イルカと対話し海と心を通わせるように潜る孤高のジャック。彼らはフリーダイビングの大会で競いあいながらも、互いに影響を与えあう。そして出会ってすぐに心奪われ、惹かれあうジャックとジョアンナだが、ジャックは次第に海への憧れと人間世界との狭間で揺れはじめる。「ここに私がいるのよ!」とジャックを引き留める様子のジョアンナ。地中海のまばゆい光、静寂に包まれた海の神秘を繊細にすくいとった撮影とエリック・セラの音楽が印象的な予告編となっている。

また、ムビチケ前売券(オンライン)が6月20日(金)より販売開始となる。購入者全員に、イルカと人が戯れる様子が印象的な旧版のビジュアルを使用した特製スマホ壁紙がプレゼントされることが明らかになった。


“グラン・ブルー”に魅せられたジャックが最後に選んだ道とは?37年の時を経て蘇るベッソン監督の原点にして頂点をぜひ4Kで体験してほしい。

文/鈴木レイヤ

関連作品