北川景子がほぼスッピンでドラッグの売人役に!?内田英治監督最新作『ナイトフラワー』公開決定
『ミッドナイトスワン』(20)で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督が原案、脚本、監督を手がけた最新作『ナイトフラワー』が11月28日(金)に公開されることが決定。あわせて、主演情報、ティザービジュアル、特報も解禁となった。
トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描き大きな話題となった『ミッドナイトスワン』から5年。内田監督自ら原案、脚本を手がけて描くのは、昼はパート、夜はスナックで働くギリギリの生活のなかで、やがて2人の子どもの夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意する母親を描いたヒューマンサスペンス。主人公の永島夏希を演じるのは、数々の話題作で主演、主要キャストを務めてきた北川景子。本作ではこれまでの品行方正なイメージを封印し、ほぼスッピンで顔を崩して大きく笑い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、いままで見せたことのない表情で強くたくましい母を熱演した。
このたび解禁されたティザービジュアルには、印象的なブルーのインナーカラーの髪に、ほぼノーメイクで遠くを見つめる眼差しの主人公が写しだされている。これまでの北川のイメージを鮮やかに塗り替える大胆な一枚となった。
また、あわせて解禁となった特報では、北川演じる夏希の「お金が必要なんです」という台詞とともに、2人の子どもを育てる母親として奮闘する姿が映しだされる。偶然ドラッグを手にしたことをきっかけに、やがて夏希は子どもたちのためにドラッグの売人になることを決意する。彼女が子どもたちのために貫こうとする愛は、はたして“善”なのか、“悪”なのか。ラストには雨のなか、鬼気迫る勢いで「子どもたちに未来見せてやりたいねん!」と迫る、衝撃の特報となった。
北川は、本作の脚本を初めて読んだ際に「打たれたような衝撃を受けた」という。「夏希は、偶然にも最悪な条件が重なってしまった母親ですが、ひょっとすると私だったり、誰かだったりするのかもしれない。決して他人事ではないのだと感じました」と語る。観客へ向けて「子どもを守りたいという母の強い想い、腐った世界でもなんとか前向きに生きようとする泥臭さを、見守っていただけたら」とコメントした。
また、内田監督は本作について「ミッドナイトスワン以降の5年間はコメディやホラー、ラブストーリーなど様々なジャンルをやらせていただき、再びヒューマンドラマという原点に戻ってきた」と語る。北川の演技については「現場ではかつて見たことのない圧倒的な演技が爆発しました。北川さんの女優としての次のフェーズに入る瞬間を見ることができて幸せです」とコメントし、絶対的な信頼を寄せた。
昼は母親として、夜はドラッグの売人として生きる夏希の行く先に待つものとは?孤独、希望、愛が絡み合う、せつなくスリリングなヒューマンサスペンスに期待が高まる。