おぞましい悪魔たちをヘルボーイがねじ伏せる!『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』予告編
アメコミの人気タイトル「ヘルボーイ」シリーズの最新映画『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』(7月4日公開)。本作の予告編&本ポスタービジュアルが解禁となった。
原作者マイク・ミニョーラ自らが脚本に参加し、屈指の人気エピソード「ヘルボーイ:捻じくれた男」を完全実写化する本作。アメリカ・アパラチアの山中にある人里離れた寒村が舞台となり、かつて悪魔と契約を交わした人々の“罪”がいまなお燻る、呪われた土地にヘルボーイが足を踏み入れる。死者がさまよい、魔女が欲望に手を染め、過去と向き合うことすら許されない。相次ぐ奇怪な事件の元凶は、「歪んだ男」と呼ばれる悪魔の仕業だという。シリーズ史上、最もダークなヘルボーイが降臨する。
ヘルボーイの前に立ち塞がる悪魔、歪んだ男(クルキッドマン)の登場から幕を開け、悍ましいイメージの連続が観る者を呑み込む今回解禁となった予告編。森の静寂を破る“ボキッ”という異音とともに首を折る歪んだ男、悪魔に魂を売り苦悶する女性の叫び、そして木に吊るされた女が大蛇に呑まれるシーンなど“シリーズ史上最もダークなヘルボーイ”の世界が解き放たれる。
その闇の中に現れたヘルボーイは、「すまん、ぶちまけてしまった」と捨て台詞を吐きつつ、大蛇を一撃でねじ伏せる。さらにリボルバーをぶっ放し、拳で敵をなぎ倒すなど、地獄生まれのヒーローの激闘もたっぷり収録。悪魔に呪われた村と人々を救えるのか。行く末が気になるダークな予告編に仕上がっている。
同時解禁となった本ポスタービジュアルでは、漆黒を基調にした構図の中、墓石が立ち並ぶ場所でヘルボーイと歪んだ男が対峙。首をねじ曲げ、こちらを睨む歪んだ男の姿は不気味さ満点で、一体どんな災厄をもたらすのか想像が膨らむ。呪われた地を舞台にした死闘の行方を期待させる迫力あるデザインだ。さらに場面写真も多数到着。白馬を従えて現れる魔女や、歪んだ男の全身像、神々しい光に包まれたヘルボーイの姿などが捉えられており、魔女と対峙するエージェントたちの緊迫感あるシーンも確認できる。
謎を追うミステリーとしての緊張感に容赦ないバトルアクション、迫りくる呪いの恐怖。原作者肝入りのストーリー、新たなヘルボーイを演じるジャック・ケシーの熱演など、アツい炎がたぎる『ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン』に期待してほしい。
文/平尾嘉浩