なにわ男子・大橋和也&畑芽育が100人の高校生と“推し活”トーク!駆けつけた女子高生の推しはまさかの…?
陰キャ女子と国民的アイドルグループのリーダーが織りなす恋愛模様という胸キュンシチュエーションで、全女子の心を掴んできた大人気恋愛漫画、待望の実写映画化作品『君がトクベツ』(6月20日公開)。その公開直前イベントが、6月9日に東京・青陵中学校/高等学校で行われ、W主演の畑芽育と大橋和也(なにわ男子)が出席。約100名の高校生の前にサプライズ登場し、喝采を浴びつつトークを繰り広げた。
原作は「ヒロイン失格」「センセイ君主」「あたしの!」など、数々の大ヒット漫画を生みだし、多くの女性読者から支持される幸田もも子の最新作(25年1月完結)。過去のトラウマからイケメン嫌いになった黒髪メガネの陰キャ女子、若梅さほ子(畑)がある日偶然出会ったのは、誰もが知る国民的アイドルグループ「LiKE LEGEND(ライクレジェンド)」のリーダー・桐ヶ谷皇太(大橋)だった。キラキラ笑顔でファンサする皇太に、さほ子は思わず怒りの言葉を放ってしまうが、その日以来、2人は顔を合わす機会が増えていく。そこに「LiKE LEGEND」のメンバーや、恋のライバルも登場。彼らとの交流を経て、さほ子の皇太への印象は少しずつ変わりはじめていき…。
このたび実施されたイベントのトーク内容は、そんな本作のストーリーにちなみ「Z世代の“推し活”に迫る!」といったもの。まずはそれぞれの推し活に対する認識を聞かれ、大橋が「僕たちは普段、ファンの皆さんに推していただいていますが、それと同じくらい、僕たちも皆さんのことを推しているといいますか、大切に思っています」と答えると、客席からは歓声が上がる。
この反応に、大橋もまんざらではない様子で、「すみません、ニヤニヤしちゃって(笑)。でも本当に、ファンの皆さんは『僕たち(なにわ男子)がいるから笑顔になれます』とか、『毎日が幸せです』と言ってくださるんですけど、僕自身もファンの皆さんの応援だったり、笑顔を見せてもらえることで、すごく幸せな気分になれて。アイドルをしていてよかったな…という気持ちにさせていただいているので、お互いに推し合っているといいますか。これってある意味、両想いな関係ですよね」と話し、会場を沸かせた。
一方の畑は、推し活については「思い返してみたら、物心ついたときからなにかしらを追いかけていたり、推していたような子どもだったので、推し活に夢中になる方の気持ちはすごくわかります」と回答。そのうえで、「推し活を一言で表すとしたら?」といった質問を振られると、「人生を豊かにしてくれる一つの手段、ツール…といいますか。さほ子にとっての皇太君がまさにそうなんですけど、推し活の対象って、人生を輝かせてくれる存在だったり、目の前にある問題に対して、前を向いて頑張って取り組むきっかけになるような存在だと思うので、人生において推し活に費やす時間は、とても大事な経験になるんじゃないかなと思っています」と答え、MCと大橋を唸らせた。
続いてイベントの後半では、事前集計した生徒たちのアンケートをもとに、現役高校生のリアルな“推し活”の実態に迫るコーナーが展開。「あなたにとって推し活とは?」「いま現在、推しているものは?」という質問に対し、「推し活は生きがいです。あいみょんがめっちゃ好きです」や、「推し活は命の一部です。推しはBTSのキム・テヒョンです」といった回答が飛びだすなか、ある生徒より「推し活は母との唯一のコミュニケーションツールです」との意見が寄せられ、畑と大橋はこちらに注目。
詳しく聞いてみたところ、「私と母が同じグループを推していて、いっしょにライブに行ったり、CDを買ったり、グッズを買ったりしているんです。その過程で母と話す機会も以前より増えて、いまでは推し活そのものが親子のコミュニケーションツールになっています」とのことで、これに大橋が食いつき、「ちなみに、推しているグループって誰ですか?」と質問する流れに。しかし、間髪入れずに「Snow Manです」と答えられると、「Snow Manかい!でもまあ、カッコいいから仕方ないね」と返し、会場は笑いに包まれた。
取材・文/ソムタム田井