『近畿地方のある場所について』主題歌が椎名林檎の「白日のもと」に決定!本予告映像で音源の一部も初披露

『近畿地方のある場所について』主題歌が椎名林檎の「白日のもと」に決定!本予告映像で音源の一部も初披露

発行部数35万部を突破した話題のホラー小説を映画化した『近畿地方のある場所について』(8月8日公開)。本作の主題歌が椎名林檎による書き下ろし楽曲「白日のもと」に決定し、解禁された本予告映像で音源の一部も初披露された。

背筋による発行部数35万部を突破した話題のホラー小説「近畿地方のある場所について」
背筋による発行部数35万部を突破した話題のホラー小説「近畿地方のある場所について」[c]2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

突然行方不明となったオカルト雑誌の編集者。失踪直前まで彼は、未解決事件の捜査資料や、怪現象にまつわる特集記事、お蔵入りとなった過去の取材メモなど様々な情報をかき集めてなにかを調べていたという。彼の行方を捜す同僚の編集部員、小沢はライターの千紘と共に、それらすべての出来事が“近畿地方のある場所”で起きていた事実を突き止める。なぜその場所で事件が発生するのか。“ある場所”とは一体どこなのか。衝撃の展開が連続する、新感覚の場所ミステリー=“場所ミス”が幕を開ける。

監督を務めるのは、フェイクドキュメンタリーの先駆者にしてホラー映画の名匠である、『ノロイ』(05)、『貞子VS伽椰子』(16)、『サユリ』(24)の白石晃士。白石監督の大ファンを公言する原作者の背筋も脚本協力として本作に参加している。さらに、失踪事件の調査を進めるにつれて“ある場所”へと導かれていくオカルトライターの瀬野千紘を菅野美穂、彼女と行動を共にしていくうちに“ある場所”の謎に魅せられていく雑誌編集者の小沢悠生を赤楚衛二が演じる。

椎名林檎が「白日のもと」を書き下ろし!
椎名林檎が「白日のもと」を書き下ろし![c]2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

ちりばめられた怪異と謎の数々が、“近畿地方のある場所”へとつながっていく決して見つけてはいけない、未体験の“場所ミステリー”となる本作。近畿地方のある場所へ魅せられた椎名林檎が独自の世界観で紡ぐ主題歌「白日のもと」が、観客を衝撃の結末へと誘う。

楽曲へ込めた想いについて椎名は「ホラーは私の十八番です。こんなに恐ろしい原作の映画化に際し、主題歌をご注文いただき感激しきりです。しかし今回はおどろおどろしさを求めてのご依頼ではなさそう。軽い気持ちでお受けしたことを恥じ、この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった。結果、作品へ寄り添わせていただけておりましたら幸いです。菅野美穂氏はじめキャストみなさまのお芝居を楽しみにしております。貴重な機会をくださり、本当にありがとうございました」とコメントを寄せている。

椎名にオファーした真意について櫛山慶プロデューサーは、「本作は、近畿に潜む“触れてはならない場所”をめぐる物語。椎名さんの声と言葉こそ、この世界観に響く」という想いがあったことを明かす。「映画本編と脚本を丹念に読み込み、生み出してくださった主題歌には、物語の『想い』が余すことなく封じ込められています」とも語っている。

さらに、菅野が「私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、感謝しかありません」、赤楚も「余韻に浸れるエンドロールになると非常に楽しみです」とコメント。白石監督は「物悲しさの中からやがて力強い美しさが立ち昇るこの曲からは、まるで映画のもう一つの世界が見えてくるようで、ただただ沁みます」と、椎名による主題歌が誰も見たことのない怪作をさらなるステージへと押し上げていると説明している。

怪現象、行方不明、未解決事件が多発する“ある場所”について冒頭で解説する本予告。行方不明のオカルト雑誌の編集者が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪事件、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。彼はなぜ消息を絶ったのか?いまどこにいるのか?同僚の編集部員、小沢と記者の千紘は、行方を捜すうちに恐るべき事実に気がつく。

それらはすべて近畿地方のある場所へとつながっていた。真相を確かめるため、誘われるようにその場所へと向かう2人。だがそこは、決して見つけてはならない、近づいてはならない禁断の場所。予告映像ではハンドルを握りしめながら吼え、祠の前で力なく佇む狂気を帯びた菅野演じる千紘の姿も映し出される。最後に映しだされる、赤い服の女の正体とは?

【写真を見る】『近畿地方のある場所について』ポスタービジュアル
【写真を見る】『近畿地方のある場所について』ポスタービジュアル[c]2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

あわせて解禁された本ポスタービジュアルでは、「私の友人が行方不明になりました。情報をお持ちの方はご連絡ください。」という意味深なコピーと共に、行方不明者たちと思われる顔写真が数多く並べられ、よく探すと、その中には千紘と小沢の顔写真までも確認できる。思わず身の毛がよだつような、気味の悪さと本作の持つ底知れなさを感じさせるビジュアルに仕上がった。

『近畿地方のある場所について』がPontaパス会員ならおトクに鑑賞できるサービス「au推しトク映画」の対象作品に!
『近畿地方のある場所について』がPontaパス会員ならおトクに鑑賞できるサービス「au推しトク映画」の対象作品に!

そんな映画『近畿地方のある場所について』がPontaパス会員ならおトクに鑑賞できるサービス「au推しトク映画」の対象作品となることも決定。土日や祝日も含め、公開期間中はいつでも一般、大学生が1,100円、高校生以下は900円で鑑賞することができる。同伴者も1名まで割引価格の対象となる。観る者をある場所へと誘う、禁忌の物語が描かれる本作の続報に引き続き注目してほしい。

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