SixTONES京本大我演じる、影まとう代理教師、遠野に隠された“過去"とは?『見える子ちゃん』から新たな本編映像が到着

SixTONES京本大我演じる、影まとう代理教師、遠野に隠された“過去"とは?『見える子ちゃん』から新たな本編映像が到着

原菜乃華主演の映画『見える子ちゃん』(6月6日公開)から、SixTONESの京本大我が演じる代理教師、遠野先生の登場シーンを収めた本編映像が解禁された。

【写真を見る】京本大我が演じるのは謎めいた代理教師の遠野先生
【写真を見る】京本大我が演じるのは謎めいた代理教師の遠野先生[c]2025『見える子ちゃん』製作委員会

カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数9,000万回、国内発行部数330万部を突破した泉朝樹による同名コミックを『白ゆき姫殺人事件』(14)や『残穢(ざんえ)―住んではいけない部屋―』(16)などを手がけた中村義洋による脚本、監督で実写化。原が演じるのは、ある日突然、霊が"見える"ようになった女子高生みこ。そして、みこの親友、百合川ハナ役に久間田琳加、二暮堂ユリア役になえなの、映画オリジナルキャラクターの権藤昭生役には山下幸輝、また京本が謎めいた教師の遠野先生を演じる。このほかにも、みこの両親役に滝藤賢一と高岡早紀、みことハナのクラス担任、荒井先生を堀田茜が演じる。

このたび解禁されたのは、みこの担任、荒井先生と代理担任としてみこのクラスに赴任する遠野先生の“過去のつながり”を感じさせる本編シーン。出産を間近に控え、急きょ病院へ搬送されることになった荒井先生は、ハナら生徒たちに向けて「ちょっと頼りないけど、真面目でいい人だから。助けてあげて」と、産休中の代わりを務めることになる先生の人柄を優しく伝える。後日、みこたちが文化祭の出し物について話し合っていると、荒井先生が無事に出産したという知らせが届く。クラス中が安堵の表情を浮かべていると、そこに遠野先生が呼び込まれる。若く端正な容姿の男性教師の登場に、教室内は一気にざわつき、ハナも興味津々なまなざしでその姿を見つめる。遠野先生は控えめに一言だけ挨拶をするが、その静かな佇まいからは誠実さがにじみでる一方で、どこか影を感じさせる独特の空気をまとっていた。文化祭の出し物もみこが避けようとしていた“おばけ屋敷”に決まり、にわかに不穏なムードが教室に漂い始める…。

遠野は寡黙で優しく、真面目そうな印象を受ける一方で、どこか異質な存在感を放つ謎めいたキャラクター。やがてその落ち着いた物腰と端整な姿により、校内の女子生徒たちから熱い視線を集めていく。しかし物語が進むにつれ実は互いに“過去”を知る間柄であった荒井先生との関係性から、隠された真実が次第に明らかになっていく。そんな複雑な背景を持つ難役に挑んだ京本は「自分なりに台本を何度も噛み砕きながらこの作品と向き合いました」とコメント。本作で監督を務めた中村も「事前に(遠野の)生い立ちを渡して読んでもらってから、その次に衣装合わせをしました。その時にはもうすでに役を捉えてきていた」と、役への深い理解と表現力を高く評価している。本作は生徒たちの青春模様だけでなく、大人たちが抱える無視できない“秘密”も描いていく。


俳優としても着実にキャリアを重ねる京本の存在感や演技力を、映画公開に先駆けて本編映像でも触れてみてほしい。

文/スズキヒロシ

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