世界15か国の映画祭で絶賛の嵐!『入国審査』日本公開&邦題決定、ポスター&特報も到着

世界15か国の映画祭で絶賛の嵐!『入国審査』日本公開&邦題決定、ポスター&特報も到着

わずか17日間で撮影された低予算の監督デビュー作が、スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞3部門にノミネート、さらに世界各国の映画祭で新人監督賞や観客賞を獲得するなど大きな注目を集めた映画『UPON ENTRY』の日本公開が決定。邦題を『入国審査』とし、8月1日(金)より日本公開されることが決定、あわせてポスタービジュアルと特報が解禁となった。

ニューヨークの空港で入国審査を待つ幸せなカップル。移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。なぜ2人は止められたのか?審査官は、なにかを知っているのか?予想外の質問が次々と浴びせられるなか、やがてある疑念が2人の間に沸き起こる。

監督、脚本はアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスチャン・バスケス。故郷のベネズエラからスペインに移住した時の実体験からインスピレーションを受け、実力派俳優を迎えて本作を制作という。たった17日間で撮影された低予算作品ながら、SXSW国際映画祭2023に正式出品、第39回インディペンデント・スピリット賞では新人作品賞、新人脚本賞、編集賞にノミネート、 さらに北欧最大の映画祭第26回タリン・ブラックナイト映画祭で新人作品賞受賞、第28回コルカタ国際映画祭の最優秀作品賞受賞、第72回マンハイム・ハイデルベルク国際映画祭の観客賞受賞、第16回スペイン・ラテンアメリカ映画祭でも観客賞を受賞するなど、なんと15か国の映画祭で20余りの賞を受賞。監督デビュー作にして、才能を世界に見せつけた注目の1本だ。

今回解禁となったポスターには、入国審査により、なぜか別室に連れていかれた主人公のディエゴとエレナの姿が。戸惑いを隠せない2人の表情、そして背中だけの審査官。“その答えがあなたの人生を左右する”というコピーと相まって、2人の緊張感までも伝わってくる。

特報では、移住のためにNYに降り立ったディエゴとエレナが入国審査でパスポートを見せるが、なぜか「ご同行を」と別室に連れていかれて、入国できない2人の姿が。そこから始まる拒否権なしの密室での尋問。「電源を切って座りなさい」、「こちらの質問だけに答えて」、そして鋭い目つきで審査官が2人に問う「アメリカに来た理由は?」。はたして2人はどう答えるのか、そもそもなぜ尋問されるのか、そして2人はともに無事入国できるのか?疑問と疑念が渦巻く密室での入国審査の行方が気になる特報映像となっている。

なにが真実で、どれが嘘か。答え1つで強制送還となってしまうのか、それとも拘束されるのか…。まったく予測不能な緊迫の77分となっている。他人事ではないすぐそこにある恐怖に迫る予測不能の深層心理サスペンス『入国審査』。自分なら尋問にどう答えるだろうか?ぜひ映画館でご覧いただきたい。


文/山崎伸子

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