WEST.全員が登壇!『裏社員。-スパイやらせてもろてます‐』爆笑の舞台挨拶

WEST.全員が登壇!『裏社員。-スパイやらせてもろてます‐』爆笑の舞台挨拶

WEST.全員主演のドタバタアクションコメディ映画『裏社員。-スパイやらせてもろてます‐』の公開記念舞台挨拶が5月4日に丸の内ピカデリーで開催。WEST.(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)が登壇した。7人は息の合った絶妙な掛け合いを見せ、会場を笑いに包んだ。

【写真を見る】中間淳太、神山智洋らWEST.のメンバー7人が登壇!
【写真を見る】中間淳太、神山智洋らWEST.のメンバー7人が登壇!

舞台挨拶が、全国205館に生中継されるなか、川端建設の裏社員チャラ役の藤井は「久しぶりにこの7人で芝居ができる環境を与えてもらって感謝。公開後の反響としては、おもしろいと言っていただける声も届いているのでうれしい気持ちでいっぱいです」と念願の封切りの喜びを口にする。川端建設の裏社員ジン役の中間は「昨日の横浜アリーナのライブでも、観てくれたという人がいたよね」と反響を実感していた。

左から藤井流星、 重岡大毅
左から藤井流星、 重岡大毅

阿川建設の裏社員、詳敷役の濵田は「サブスクの時代に映画館に足を運んでいただいて、観終わった後に観客の皆さんがなにを感じられるのかが楽しみです」と期待する。阿川建設の裏社員、宝田役の神山は「グループとして11周年を迎えて、メンバーそれぞれが個人活動をするなかで力をつけてまた7人で集まって1つの作品を作れたのが感慨深い」と述べた。

阿川建設の裏社員、宴役の桐山は、WEST.全員主演という点に触れて「ほかの役者さんがいたりすると緊張もするけれど、 今回はホンマに緊張せずにクランクインできた。いちから絆を作らなくてもよかったので、やりやすかった」と言えば、西民商店街の青年会リーダー、陽一郎役の重岡も「MVを作っている時の7人の雰囲気、楽屋の雰囲気と変わらなかった」と共感する。また、メガホンをとったのがメンバーのことを古くから知る瑠東東一郎監督だった点も、プラスに活きたようだった。

左から小瀧望、濱田崇裕、桐山照史
左から小瀧望、濱田崇裕、桐山照史

そんなメンバーが印象的だった共演者として挙げたのは、商店街の会長、兵藤平八を演じた竹中直人。重岡が「とにかく現場がおもしろくて、本番以外でもずっと竹中直人さんだった」と証言すれば、桐山も「ずっとしゃべっていたし、毎日違う曲の鼻歌を歌っていた。レパートリーどれくらいあるの?しかも剛力彩芽さんのアクションシーンのテスト時には、竹中さんが後ろでずっと小声で『うわ、剛力彩芽だ!こっち向いて!』と言っているのがおもしろかった」と思い出し笑いをする。重岡は「僕ら7人に負けないくらい、皆さんキャラが濃かった」と共演した俳優陣をリスペクトしきりだった。

その後、映画公式Xにて募集した『#裏社員の裏側教えて』コーナーを実施。役作りについて聞かれた中間は「僕は室龍太君を参考にしました。高い声でツッコむことがハマるかなと思って、龍太君の映像を見返しました」と明かすと、メンバーから「お金払いな!」などと言われて、「室龍太君に顧問料を差し上げます!」と笑わせた。

全員で仲良くフォトセッション!
全員で仲良くフォトセッション!

神山は「自由度の一番高いキャラクターなので アドリブには苦労したけれど、カットがかかるまでは宝田として生きようと思った」と回想。藤井は「演じるうえでは僕の中のチャラを呼び起こした」と言い、重岡は「陽一郎は自分のエネルギーを商店街に使う人なので、彼にとっての商店街とは、なにか?を考えました」と明かした。小瀧は「陽一郎がシゲだったのが演じるうえで大きかった。2人とも組織のなかの太陽みたいな人だと思うので、シゲが演じたことによって僕もやりやすかった」とコメント。

濵田は「いままで演じた役のなかで一番難しくて悩みました。そもそも詳敷という名前からして難しいと思った。彼の本名とは、なにか?というところから掘っていった。声のトーンや姿勢を研究しました」と明かすと、 小瀧から「役者やっているね!」との声が。さらに濵田は「僕は宝田をやりた過ぎて、本読みの段階で宝田のセリフを言いそうになった。でも急遽、詳敷だったので難しかった」と謎のエピソードを明かし、メンバーたちから「急遽じゃないよ!元々決まっていたよ」と総ツッコミを受ける。桐山は「一匹狼のくせにツッコミをやらなければいけないのが難しかった。ツッコミは人が好きなわけですから、そこのバランスが難しかった」と述べた。

また「メンバーのなかでスパイの相棒にしたい人」を聞かれた重岡は「トム・クルーズですね」と即答ボケ。桐山に「メンバーちゃうよ!?」と否定されるも「え?トム・クルーズってWEST.の裏社員じゃないの?実は」と最後までとぼけて、会場を沸かせた。

さらに「今後やりたい役」を聞かれた神山は「僕はヤンキーがやりたい。ずっと言い続けているけれど今年で32歳なのでそろそろかなと。理想のヤンキーは『クローズZERO』の山田孝之さん。ミステリアスな感じがおもしろい」と具体的に挙げると、小瀧からも「急いで欲しい。僕らも見たいので。見ないと死ねない」と期待。


最後に重岡は「僕らは20年近く一緒にいて、いろいろなことを経験し乗り越えてきた仲間です。一緒にいた時間は、なにものにも代えがたい宝物であるし、役作りでは作れないエネルギーがこの映画にはあふれています。そんな映画が公開されて発表でき るのもファンの皆さんのおかげだと思っています。本当にありがとうございます!WEST.全員主演の映画を隅から隅まで皆さんに体験していただきたいです!」と感謝。7人全員で鏡開きして大団円となった。

文/山崎伸子

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