松坂桃李&染谷将太がW主演!魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』が9月19日公開決定!特報も到着

松坂桃李&染谷将太がW主演!魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』が9月19日公開決定!特報も到着

松坂桃李と染谷将太が劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』(9月19日公開)でダブル主演を務めることが決定。特報とティザービジュアルが解禁された。

【写真を見る】ティザービジュアルも公開
【写真を見る】ティザービジュアルも公開[c]魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

原作は、「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した魚豊にとって連載デビュー作となった同名コミック。陸上競技の世界で「100m」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いた原作コミックは、完結後も熱狂的な支持を集めている。監督は、長編1作目の『音楽』(19)で“アニメ界のアカデミー賞”とも称される米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受けた岩井澤健治。本作も2024年6月にフランスで開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭の「Work in Progress」 に選出され、早くも世界から注目されている。

主演を務める松坂と染谷は『アントキノイノチ』(11)以来、14年ぶりの共演となる。松坂が演じるトガシは、生まれつき足が速く、「友だち」も「居場所」も当たり前に手に入れてきた“才能型”。松坂は「原作を読んだ時に、登場人物の呼吸や、風を切っていく音、足が地面について駆けていく音、汗、体温を感じました。初めての経験でした。なにより、選手一人一人の葛藤や、繊細な心の機微に揺さぶられ、ページを捲る手が止まりませんでした。参加できることを、光栄に思うと同時に、とてつもなくプレッシャーも感じました」と明かす。

一方、染谷が演じる小宮はつらい現実から逃れるために、ただ夢中で走り続ける転校生。トガシとの出会いから、さらに100m走にのめり込んでいく“努力型”でトガシと対照的な役どころだ。染谷は「魚豊先生の原作を読んだとき、自分が風を切って走っているような躍動感を感じました。それをアニメーションに落とし込んだら、絶対面白い作品になるだろうなと。観る方の息も思わず上がってもらえるように大切に演じました」とアフレコを振り返る。松坂は「染谷くんとの共演は14年ぶりとなりますが、とても嬉しかったです。染谷くんが演じた小宮は、まさに小宮でした」とコメント。染谷は「桃李君は、声に力強さや、繊細さ、危うさとかいろんな表情を持っている方ですし、久しぶりに一緒にお仕事させてもらえるのが純粋に嬉しいです」と互いに共演の喜びを伝えあった。

このたび解禁されたティザービジュアルでは、まっすぐな視線を向けるトガシと、競技服を着て足元に視線を落とす小宮の後ろ姿が描かれている。100mを通してライバルにして親友の2人の静かで熱い闘争心が伝わってくる。

松坂桃李&染谷将太、魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』劇場アニメで14年ぶりの共演
松坂桃李&染谷将太、魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』劇場アニメで14年ぶりの共演[c]魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

またあわせて公開された特報映像では、小学生、高校生、社会人へと成長し、走り続けるトガシと小宮の姿を捉えている。疾走感ある楽曲とともに2人が出会い、競うアスリートたちが躍動する。選手たちの表情は一様に清々しいものではなく、時に険しく、悩み、0.001秒が人生を分ける勝負の世界に身を置く覚悟がにじむ。「今日も勝たせてもらうよ」と余裕を見せるトガシに、「そう、頑張ってよ」とボソッと返す小宮。対照的な2人はどのように関係し、100mの先にどんな景色を見るのか。「すべては、その一瞬のためにー」というコピーには、100mという一瞬の輝きに魅せられ、人生を懸ける主人公2人の狂気と情熱がうかがえる。


2人の実力派俳優が声で豪華共演を果たす本作。今後の続報も要チェックだ!

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