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今週のイチ押し
2016年6月20日更新
観終わってからがジワジワ怖い深コワホラー
小野不由美のホラー小説を竹内結子、橋本愛の共演で映画化。監督は、ホラーは“昔取った杵柄”中村義洋だ。「ほんとにあった!呪いのビデオ」の舞台裏を観るような、フェイクドキュメンタリ―風ドラマ。
実際に経験した不思議な話、怖い話を集める女性作家の「私」の元に、女子大生「久保さん」から手紙が届く。一人暮らしのマンションで変な音がするという手紙を読み、私は久保さんの家へ。2人は一緒にその音の正体を探ることにする。
2人がその音が何なのかを突き止め、なぜこのマンションで音がするのかを探っていくうちにわかってくる、この土地に残る「穢れ」。穢れの元は戦前にまで遡れ、家も住人も何代も変わっているのに続いていることも。
井戸から何かが出てきたりはしない。本作では、音だけを延々聞かせる。そしてその音の原因を映像化してみせる。穢れを被った戦前の住人が発症した病を映像化してみせる。これが観る側の想像力を刺激して、だんだんゾワゾワ怖くなってくるのだ。“観てはいけないものを見てしまった感”、やっちまった…という後悔かもしれない。
これからの暑い季節、是非とも本作を家で、ひとりで観てほしい。中村監督が「ひとりで観る人のことを考えてなかった。すいません」と謝るほど、コワイ。ついでに、同時リリースとなる、小野不由美の百物語の映像化「鬼談百景」も観るといい。ものすごく涼しい夏を送れること請け合いだ。
レンタル中、7月2日(土)発売
監督/中村義洋
原作/小野不由美
出演/竹内結子 橋本愛 坂口健太郎 滝藤賢一 佐々木蔵之介
ブルーレイ●5200円
DVD●4200円
発売・販売元/ハピネット
[C]2016「残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-」製作委員会

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