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アナタはずっと“誰かに見られている”かもしれない…

「プリティ・リトル・ライアーズ」のアシュレイ・ベンソンが主演を務め、一人暮らしの女性に忍び寄るネットストーカーの恐怖を描いたサスペンススリラー。スマホやPCのカメラを通じて、“誰かに見られている映像”だけで、全編が構成され、物語が展開していく。

アメリカの田舎町に暮らしていたエマ(ベンソン)が、大学院進学を機に、ニューヨークで一人暮らしをすることに。新居や大都会での華やかな暮らしを満喫し、順風満帆の学生生活を送る。しかし、大学の図書館で出会った同級生、マイケルと交際を始めた頃から、無言電話がかかってきたり、不審なメールが届く。別れた元カレの仕業だと思っていたエマだったが、その正体は…というストーリー。

今作は、全編がスマホやPCのカメラを通した映像で構成されている。ストーカーに、スマホやPCをハッキングされ、それに付属するカメラが映し出す映像のみで見せる、ある種のP.O.V方式で撮影されているのがポイントだ。つまり、その映像は「ストーカーが見ている監視映像」とも言える。前半は、学生生活を楽しむ女子大生の暮らしが描かれるが、不審な出来事が続きストーカーの存在に勘付き始めたあたりから、雰囲気は一変。姿の見えないストーカーに精神的に追い詰められていく様に、背中のゾクゾクは止まらない。観ている途中に、自分のスマホがハッキングされていないか、とても不安な気持ちにさえなってしまう。

エマ役のアシュレイ・ベンソンの可愛さ＆美しさも見どころのひとつ。どこへ行くときもスマホを手放さないエマはお風呂場にまでスマホを持っていくので、思わぬセクシーシーンもチラリ。そんな彼女の体当たり演技はもちろん、快活な女子大生が、見えない恐怖に怯える様子をリアルに表現している。

「誰かに見られているかも」「自分の身にも起こり得る」。そんな風に、劇中で描かれていることを自分事のように感じさせてしまうスリルが、この作品にはある。「怖いな」「嫌だな」と思ったそこのアナタ、まずはSNSのパスワード変更など対策を整えてみては？サイバー・ストーカーの魔の手はそこまで迫っているかも…。