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今週のイチ押し
2016年1月12日更新
マーベル極小ヒーローによるミクロだけどド迫力のバトル
特殊なスーツを着ると、体長1.5cmになれるマーベル・ヒーローをポール・ラッド主演で実写化。仕事も家庭も失ったさえない中年男が人生をやり直すためアントマンとなる。虫サイズながら、いや虫サイズだからこその迫力のバトルが繰り広げられる。
天才科学者のピム博士(マイケル・ダグラス)から娘の養育費の肩代わりを条件に、体長を自由に変えられるスーツを託されたスコット(ラッド)。格闘術やアリとのコミュニケーション術を猛特訓し、ピム博士の元部下で伸縮技術を兵器開発へ悪用しようとするクロス(コリー・ストール)との戦いに身を投じる。
アントマンとクロスの最終決着の場はスコットの娘の子供部屋。ミクロのサイズで見ると、じゅうたんはまるで広大な森、室内を走る機関車のおもちゃは巨大な暴走特急のようだ。
『縮みゆく女』(81)や『ミクロキッズ』(89)などの過去のミクロ映画を片っ端から見直したというペイトン・リード監督。「究極のミクロ映画を目指すならば、大事なのは写実的な描写。通常世界がリアルなのに、ミクロ化するとアニメっぽくなってはおかしい」と考え、ミクロの世界にはどんな風景が広がり、どんな音がするのかをVFX担当者と徹底的に突き詰めたのだと言う。そのこだわりは無数のアリ軍団を率いるアントマンと敵とのド迫力バトルを生んでいる。
さらに今作にはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ3への伏線が多々アリ。昆虫型スーツを着た女性ヒーロー、ワスプの出現を示唆するシーン、アントマンとアベンジャーズメンバーでもあるファルコン(アンソニー・マッキー)とのバトル・シーン…などなど。アントマンのアベンジャーズへの合流も期待させてくれるのだ。
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