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大人がハマる男(＆少し女)たちの職業ドラマ

米国ドラマ界の長寿人気番組「LAW＆ORDER」シリーズのディック・ウルフが製作総指揮をつとめた、シカゴの消防士＆救命士たちの日々を描く男臭い骨太ドラマ。仕事だけでなく人間関係や恋も濃密に描かれる。

舞台となるのはシカゴ51分署。米国では消防と救急がチームとなり分署を構成するため、51分署でもはしご第81小隊とレスキュー第3小隊、救急第61小隊のメンバーが日々、火災現場や事故現場に駆けつけ、命がけの救助に挑む。この臨場感が半端でなくリアルなのだ。

この「ホンモノ感」こそが米国のプロフェッショナル(職業)ドラマの真髄。「ER／緊急救命室」のような医療ドラマや「LAW＆ORDER」のような警察ドラマのように、セリフも仕事っぷりも実際に俳優が転職したかと思うようなホンモノ感が、人気の元だ。

さらにハマるきっかけは、人間関係の濃密な描写。人間働くだけじゃない、毎日分署の中では男同士の嫉妬や友情やライバル意識、署内外での恋愛も起こるもの。その一つ一つが、大人なら身につまされる出来事なのだ。主人公となるはしご隊隊長とレスキュー隊隊長の対立。この二人が別のタイプのイケメンなので、そこもハマる理由に。

本作の成功を受けて米国では、「シカゴPD」「シカゴ・メッド」「シカゴ・ジャスティス」と、警察、病院、法廷を舞台にしたシカゴ・シリーズもつくられている。こちらの上陸も楽しみだ！