當真あみ&嵐莉菜、『パリに咲くエトワール』夢を追う少女に重ねた自分たちの挑戦「努力したことは自信になる」
20世紀初頭のパリを舞台に、異国でそれぞれの夢を追う2人の少女を描くオリジナル劇場アニメーション『パリに咲くエトワール』(3月13日公開)。注目の若手俳優、當真あみと嵐莉菜が声を吹き込み、迷いながらも前へ進もうとする少女たちの鼓動をみずみずしく体現。観る者が思わず応援したくなるような、ひたむきな輝きがスクリーンいっぱいに広がる。女性の自己実現が困難な時代。それでも憧れを手放さなかったキャラクターたちから受け取った勇気と希望を、「ものすごく仲良くなった」と笑顔を見せる當真と嵐が、まっすぐな言葉で語り合った。
「アニメーションの世界に飛び込めることにワクワクしました」(當真)
『ONE PIECE FILM RED』(22)や「コードギアス 反逆のルルーシュ」を手掛けた監督の谷口悟朗と『崖の上のポニョ』(08)、『魔女の宅急便』(89)など多くのスタジオジブリ作品のキャラクターデザインや原画を務めた近藤勝也が初めてタッグを組んだ本作。画家を夢見る少女フジコ(声:當真)と、ナギナタの名手ながらバレリーナになる憧れを抱く千鶴(声:嵐)が、互いに支え合い、個性豊かな人々と出会いながらまっすぐに夢を追いかける姿を描く。
――當真さんは、2022年公開の『かがみの孤城』に続いて劇場アニメは2度目。嵐さんは、初めて声優へのチャレンジを果たしました。オファーが舞い込んだ時の感想を教えてください。
當真「またアニメーションの声優を担当させていただけることになり、とてもうれしかったです。やはり声優のお芝居は、実写でのお芝居とはまた違った世界だなと思っていて。アフレコの空間もいつもいる現場とはまったく違うものですし、1人でやるということにも緊張感があり、毎回、新しい挑戦をさせていただいているなと感じています。同時にアニメーションならではの楽しさ、おもしろさもたくさんあるので、そういった世界に再び飛び込めるということにワクワクしました」
嵐「私はもともとアニメが好きなこともあり、いつか声のお仕事をやってみたいという夢がありました。オーディションを受ける前は、このチャンスを逃したらもう声優のお仕事はいただけないのではないかと思い、滑舌の動画を観たりといろいろ準備をして臨みました。オーディション当日は、震えが止まらないくらい緊張してしまって(苦笑)…。でも千鶴というキャラクターにひと目惚れしていたので、『絶対に受かりたい』という気持ちで自分の出せるすべてを注いで挑戦しました。合格の報せをいただけて、本当にうれしかったです」
――明るく前向きで、周囲の人に元気を与えられる女性であるフジコ。自分の意思を出すことが苦手だけれど、一途でひたむきな女性、千鶴。演じるうえで大事にしていたのは、どのようなことでしょうか。
當真「フジコにとって明るさと強さは、とても重要なものだと思っていました。誰かに与えようと思っているのではなく、フジコにはいつの間にか周囲を巻き込んでいるような明るさがあって。フジコ自身の持っているものが、どれだけ周りに影響を与えているのか。そういった空気感を出せるように、意識していました」
嵐「千鶴はいつもおとなしくて、自分のやりたいことを親にも言えないような女の子なんですが、ナギナタをやっている時には力強さが出てきます。話す時の静かな声とナギナタをやっている時のトーンに変化をつけ、あらゆる葛藤を経験するなかで、次第に普段の話し方にもナギナタをやっている時のような芯の強さが出てくるように意識していました」
