チ・チャンウク、ヒョンビン、イ・ドンウク、シン・ミナ…豪華スターが勢ぞろい!ディズニープラス新作韓国ドラマのショーケースをレポート
2025年に向けて期待が高まるディズニープラスの韓国コンテンツが一堂に会した「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」。香港ディズニーランドホテルのステージには、「捏造された都市」「メイド・イン・コリア」「ゴールドランド(原題)」「殺し屋たちの店」シーズン2、「再婚承認を要求します」など、今秋から2026年にかけて配信を控える話題作の主要キャストと監督が続々と登壇。それぞれの世界観や制作背景、見どころを熱く語り合い、会場は終始大きな熱気に包まれた。本稿では、登場した全作品をまとめて振り返りながら、華やかなステージの模様をレポートしていく。
チ・チャンウク×ド・ギョンス、メガヒット映画の世界観を拡張した「捏造された都市」
無実の罪を着せられた主人公パク・テジュンが、その裏に潜む巨大な力に立ち向かっていく、緊張感あふれるサスペンスアクション「捏造された都市」。ステージには主演のチ・チャンウクと、物語の鍵を握る冷酷な悪役アン・ヨハンを演じたド・ギョンスが登場し、作品への想いを語った。
まずチ・チャンウクは、「『最悪の悪』『江南B-SIDE』に続いてジャンル色の強い作品が続きましたが、本作は特に思い入れが強い」と切り出し、「『捏造された都市』は、実は私が10年前に撮った映画『操作された都市』と同じ世界観の作品です。それでより思い入れが強い、責任感を強く感じながら臨んだ作品です」と、シリーズに対する特別な感情を明かす。
さらに演技面のこだわりについては、「視聴者の皆さんが僕が演じるテジュンの目線、テジュンの立場でストーリーを追いかけてほしいと思いました。前半からテジュンが持っている感情、彼の感情をうまく表現したいために、ずいぶん工夫を凝らしたんです」と語り、主人公の感情線を丁寧に構築したことを強調した。
一方、本作で初の本格悪役に挑んだド・ギョンスは、「実質、経験できるような役柄ではないので、台本に忠実に演じようとしました」と役作りを紹介。「よりシャープに見せるように、髪型とか、または衣装などに関して色々打ち合わせをしたり、監督と相談しながら決めていたんです」と、ビジュアル面でのアプローチも明かした。
さらに、「こだわりに関しては、ご覧になる皆さんが、あの人は本当に悪人なんじゃないかなと、見るのも嫌で、この人を見たくないという思いを抱くような演技がしたいと思いました」と打ち明けると、チ・チャンウクが横から「少し本編を観たんですが、狙い通りになっているみたいですよ」と笑いながら合いの手を入れ、会場が和やかな空気に包まれる一幕もあった。
続けてド・ギョンスは、「恐れよりワクワクが大きかったです。果たしてこの役をどういうふうに演じるのか、どういうふうに表現するのか気になっていましたが、実際に演じてみたら、思ったよりもすごく楽しい体験になりました」と、初の悪役挑戦の率直な心境を語った。
最後にチ・チャンウクは、「『操作された都市』をリメイクしたというよりは、『操作された都市』と同じ世界観を拡張したような、『捏造された都市』という新たなシリーズを作り出したと言ったほうが適切だと思います。“同じ作品”だと思ったことは一度もありません。新たなキャラクターも登場しておりますし、新たな物語もあります。『捏造された都市』という新たなシリーズを作り出すという覚悟で挑みました」と力強く語り、本作に込めた熱意をあらためて示した。

