プーさんにバンビ、ピーター・パン、ピノキオが餌食に…童話をホラー化する映画スタジオ、知ってる?
ピーター・パンを誘拐犯として描く『ネバーランド・ナイトメア』
「Poohniverse」にも名を連ねる『ネバーランド・ナイトメア』は、タイトルからも察しがつくように、J・M・バリーの「ピーター・パンとウェンディ」を原作に、闇堕ちしたピーター・パンが子どもも大人も次々と“夢の国”送りにしていく姿をゴア描写満載で描くスラッシャーホラー。
彼氏とのロンドンでの新生活を夢見る大学生のウェンディ(ミーガン・プラシート)は、ある日、弟のマイケル(ピーター・デソウザ=フェイオニー)を学校に迎えに行くが、マイケルは忽然と姿を消してしまう。家にかかってきた一本の電話により、かつて世間を震撼させた連続誘拐犯のピーター・パン(マーティン・ポートロック)による仕業と判明すると、ウェンディは弟を助けだすため、“妖精の粉”でぶっとびながら凶行を繰り返すピーターを追い、そのアジトへと潜入するのだが…。
子どもで居続けたい中年おじさん、ピーターの暗い過去が仄めかされたり、信じる心を持って浴びると空を飛ぶことができるという“妖精の粉”をドラッグと解釈したり、その薬物漬けにされたティンカー・ベルが登場したりと「ピーター・パン」をうまいことダークにアレンジしている本作。右手がフックにされた青年が突如登場するという無理矢理な部分もあるが、そんなところもご愛嬌として楽しめる1作だ。
バズった企画に総力を注ぎ込むたくましい姿勢で気軽に楽しめるホラーを量産しているジャギド・エッジ・プロダクションズ。題材はまだまだ尽きぬほどあるだけに、今後どの作品が彼らの“餌食”となるのか、気になるところだ。
文/サンクレイオ翼
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